2011/07/11 00:00
INXSのギタリストTIM FARRISSは、8月半ばに“ORIGINAL SIN TOUR”の北米公演が終了したあとは地元オーストラリアへ戻り、“崩れ落ちるように休みたい”と考えているそうだが、実際のところ休暇はそれほど長く取れない見通しを明かしてくれた。というのも、INXSは2005年の『SWITCH』に続く久々のアルバムについて、すでにバンド内で具体的な話し合いが進んでいるのだという。
FARRISS三兄弟の長兄TIMはBillboard.comの取材に際して、「曲作りをスタートさせて、ニュー・アルバムをリリースする日が待ち遠しい。全員が数多くの曲のアイデアを溜め込んでいて、弟のANDREWもすでに準備万端の状態だ。だから北米ツアーが終ってオーストラリアに帰国したら、全員で曲を出し合って制作準備に入ろうと思っている」と語ってくれた。
かつてのフロントマンで他界してしまったMICHAEL HUTCHENCEと共に、INXSのチーフ・ソングライターとして活躍してきたANDREW FARRISSは、以前「暫くの間は、曲作りから手を引きたい」と語っていたが、最近になって「再び曲作りに対する情熱が強くなってきた」とコメントしている。これはおそらく、TRAINのPAT MONAHAN、ROB THOMAS、JOHN MAYER、TRICKYといったオールスターが顔を揃えたINXSのヒット曲を収めたトリビュート・アルバム『ORIGINAL SIN』の制作によって火が点いた結果かもしれない。
「半分までしか仕上げられなかったり、中途半端なまま止まってしまっているアイデアもあるけれど、そこから曲にできる素材は常にたくさん抱えている。それにバンドの他のメンバーたちも、この何年もの間にソングライティングのスキルをかなり磨いてきたし、今度のアルバムでは僕の作品だけでなく皆の曲が収録できると思う」。
2005年に放送されたテレビのリアリティ番組『ROCK STAR:INXS』で優勝し、その後INXSのシンガーとなったカナダ出身のJ.D. FORTUNEについても、2010年に短い間バンドを離れたのちに現在のツアーでは復帰を果たし、新作にも参加することになっているそうだ。
現在行われている“THE ORIGINAL SIN”の北米ツアーは、8/14のアトランタ公演で最終日を迎える。
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