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2014/04/16

コーダライン、来日公演で極上のメロディーを国内ファンと大合唱

 昨年の【サマーソニック】での公演が大絶賛されたアイルランド出身の4人組ロックバンド、コーダラインが4月14日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて単独来日公演を開催した。

 この日のチケットはソールドアウト。若手の海外バンドとあって女性ファンが多いのかと思いきや、男女比は半々。年齢層の高めな男性も多いのも予想外。開演予定時間より少し過ぎたところで客電が落ち、4人が登場。歓声が巻き起こる中、1曲目「AFTER THE FALL」へ。歓声は手拍子へと変わりオーディエンスとの距離もあっという間に縮まる。「トーキョー!」とスティーブンの喜びの声を挟み2曲目「ONE DAY」へ突入。アコギのストークに導かれるようにバンドの演奏が突き進む。エンディングはフロアと大合唱。

 「トーキョ、サイコー!」と感謝の叫びが飛び出し「PRAY」「BRAND NEW DAY」「LOVE LIKE THIS」「WAY BACK WHEN」を披露。どの曲もイントロで“待ってました!”と言わんばかりの反応があり、メロディーをフロアに振ればきっちり大合唱で返してくる。2013年にアルバム・デビューとは思えない一体感に彼らのメロディーがどれだけファンに愛されているか分かる。

 続く「LOSE YOUR MIND」でも観客とシンガロング炸裂させ、コーラスワークが絶妙な「HIGH HOPES」と、ステージはひたすらドラマチックに展開。その世界観に吸い込まれるようにフロアのグルーヴも同期する。バンドもサステイン全開で「BIG BAD WORLD」「TALK」をプレイし、何度も「アリガトー!サイコー!」と語り「ALL COMES DOWN」で本編終了。大アンコールの中、登場した彼らはマイクを通さずに簡単なギターと4人の生声でサム・クックの名曲「BRING IT ON HOME TO ME」を披露。ありがちではあるが、実力が伴わないとダサくなってしまうニクい演出にきっちり心を打たれる。「携帯電話のライトを付けて」とオーディエンスに求め「THE ANSWER」をプレイ。ラストは焦らしに焦らした彼ら最大のヒット曲「ALL I WANT」でフィナーレ。デビュー後、パワーアップした彼らだが、それ以上に全曲合唱できるくらいのシンガロングを巻き起こす日本のファンに驚かされる一夜となった。

Photo:KAZUMICHI KOKEI

◎【KODALINE 単独来日公演】
2014年4月14日(月)東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE:セットリスト
01. AFTER THE FALL
02. ONE DAY
03. PRAY
04. BRAND NEW DAY
05. LOVE LIKE THIS
06. WAY BACK WHEN
07. LOSE YOUR MIND
08. HIGH HOPES
09. BIG BAD WORLD
10. TALK
11. ALL COMES DOWN
En-1.BRING IT ON HOME TO ME(SAM COOKE'S COVER)
En-2.THE ANSWER
En-3.ALL I WANT

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