2014/04/04
公益財団法人日本舞台芸術振興会 専務理事/東京バレエ団代表の佐々木忠次がフランス政府より国家功労勲章グラントフィシエに叙され、フランス大使公邸でクリスチャン・マセ駐日フランス大使により、勲章が授与された。
佐々木氏は、1964年に東京バレエ団を設立し、国内はもとより海外では30ヶ国150都市を巡り、パリ・オペラ座をはじめとしたヨーロッパの名門オペラハウスにて722回にもわたる海外公演を実現した。
また、マルセル・マルソーのパントマイムや、1980年代からはフランス人振付家モーリス・ベジャールの作品を日本に紹介し、近年ではシルヴィ・ギエムら著名なバレエダンサーや、パリ・オペラ座バレエ団を日本に招聘してきた。さらに、1976年からは、3年に1度、世界のトップ・ダンサーが一堂に会する【世界バレエフェスティバル】を開催するなど、芸術を通じた文化交流に大きく貢献した。
マセ駐日大使は「佐々木さんは、一方通行になりがちな文化交流を双方向の流れすることに成功された方です。今年は日本とフランスの文化協力が始まって90年という節目の年ですが、これまで両国は自然に共感し合い、文化や芸術の世界でもお互いに相通じるものがあります。この90年の文化協力の歴史を振り返ったときに、どなたか一人の名前を挙げるとなりますと、私たちは自然と佐々木さんのお名前を口にするのではないでしょうか」と語った。尚、叙勲式では療養中の佐々木氏に代わり、常務理事の高橋典夫氏が出席した。
写真は、左からクリスチャン・マセ駐日フランス大使、ブリジット・ルフェーブル パリ・オペラ座バレエ団芸術監督、高橋典夫(公財)日本舞台芸術振興会常務理事※佐々木氏代理
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