2014/02/22 15:38
長編アニメーション映画『ジョバンニの島』の初日舞台あいさつが22日、東京都内で行われ、声優を務めた市村正親、仲間由紀恵、西久保瑞穂監督ほかが出席した。
本作は、史実を基にしたオリジナル作品。千島列島の色丹(しこたん)島と樺太を舞台に、戦後の混乱に巻き込まれた兄弟の過酷な運命と家族の絆を描く。
兄弟の父、辰夫を演じた市村は、本作の感想を「僕も2人の子どもの父親なので、(つらいシーンのある)後半では目が真っ赤になって、次の日の(舞台)稽古が大変だった」と語り、「本当にいい映画。たくさんの人に見てほしい」とアピールした。
また「役に自分を投影した部分もあるが、辰夫は厳格な感じ。僕は普段は厳格ではないので、そのへんは演技力でカバーしました」と話して笑いを誘った。
一方、教師役を演じた仲間は「ロシア(旧ソ連)と日本の子どもが仲良くなっていくシーンが好き。とってもほほ笑ましい。戦後の苦しい時期でも、子どもたちは(時勢に)流されずに好奇心と純粋な気持ちで手を取り合えるんだと。感動のシーンでした」と語った。
また「今回(私の)知らなかった形で戦争の傷痕というか、苦労された方たちがいたのだなと感じました。映画を通じてこの事実を知っていただけたら。また諦めずに前に進んで行ったこの二人を見習って、私もこれからいろんなことを諦めずに頑張っていこうと思います」と話した。
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