2011/05/06 00:00
フォーク・シンガーソングライターのPRISCILLA AHNはギターを持ったかわい子ちゃん以上の存在だ。彼女は「インディ・ロック野郎にとっての罪な歓び」であり、日本では新進スターであり、新妻でもある。しかし、何より重要なのは彼女がTV/映画がらみのスーパースターであるということだ。
AHNの1STアルバム、2008年の『A GOOD DAY』は、TV番組『GREY’S ANATOOMY』で使われたシングル「DREAM」のヒットでファンを獲得した。この曲は他にも『SO YOU THINK YOU CAN DANCE』や、スリラー映画『DISTURBIA』、ジープ・ラングラーの広告などに使われた。アルバムの他の曲も然りである。タイアップの申し出は、ブルーノートがAHNの2NDアルバム『WHEN YOU GROW UP』をリリースしてからも続いている。
『WHEN YOU GROW UP』で、AHNのデリケートなフォーキー・ポップはソングライティングのコラボレーションや印象的なプロダクションを得て音楽的に成熟してきた。しかし、テレビや映画や広告とのタイアップに対する考え方は相変わらずだ。本人もそれでいいと思っている。
「どんなやり方でも自分の音楽が表に出るのなら『もちろんいいわ』って感じよ」とAHNは言う。「テレビ絡みのライセンスで私はずっと生き延びてきたんだから。レコード・セールスじゃ実際お金を稼いでいないのよ。以前は私もすごくえり好みしていて『いやよ、コマーシャルの歌になんかしたくない』とか言ってたんだけど、今大切なのは、できる限り歌を外に出して聞いてもらうってことだから」
AHNの1STアルバムは52,000枚売れた。彼女は「DREAM」(199,000枚のセールス)を『THE TONIGHT SHOW WITH JAY LENO』でパフォーマンスし、全国的な広告やテレビ番組で使わせてきた。実際彼女は5/5にまたもや『THE TONIGHT SHOW』に出演することになっている。
『WHEN YOU GROW UP』がリリースされた5/3、AHNはバレリーナのPATRICIA ZHOUと共に『DANCING WITH THE STARS』に出演して「DREAM」を披露した。『WHEN YOU GROW UP』からの曲のタイアップは今のところ決まっていないが、先日彼女はロサンジェルスで音楽スーパーバイザーのためのショーケースを行なったばかりだ。
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