2011/04/28
STEVIE NICKSはソロ・アルバムに10年もの間隔を置くつもりはなかったと言っている。
2001年の『TROUBLE IN SHANGRI-LA』に続く作品『IN YOUR DREAMS』が5/3に出るNICKSだが、FLEETWOOD MACのツアーのあとの2005年にソロ・アルバムに取りかかる準備をしていたという。
「アルバムを作る準備は間違いなくできていたの」とNICKSは振り返る。「だけど、私のまわりの人がみんな『今はいいタイミングじゃない。音楽ビジネスはひどい状況だ。お金もないし、インターネットの海賊行為が横行している』って言うのよ。
なんて言ったらいいのかわからなかった。なにしろ私はコンピューター人間じゃないし、コンピューターだって持ってないのよ。フェイスブックとかそういうのも全然。だから、言ったのよ『だったらいいわ』って。もし135公演もやってあんなに疲れていなかったら、そんな意見には言い返していたかもしれないけど」
でも待った甲斐はあったかもしれない。NICKSによるとプロデューサーのDAVE STEWRT(とGLEN BALLARED)と『IN YOUR DREAMS』を作るのは「人生最高の一年」だったそうだ。そして、ニュー・アルバムを「私なりのささやかな『RUMOURS』」と呼んでいる。3人はロサンジェルスにNICKSが所有する家で13曲をレコーディングし、過去にはほとんど一人で曲を書いていたNICKSが今回はアルバム中7曲でSTEWARTと共作している。
「私たちが”YOU MAY BE THE ONE”を書いたとき、すぐに開眼しちゃったの。どうしてPAUL MCCARTNEYとJOHN LENNONが一緒に作曲をしていたのか理解したのよ。だって片方がもう片方が持っていなかった何かを持っていたから」というNICKSは共作を始める前にSTEWARTに40の詩を収めたバインダーを渡したそうだ。「彼は何千ものコードや驚異的音楽知識を持っている。私は何千もの詩を持ってるけど、 コードは6つぐらいしか知らないから。ほんとに驚異的な心の出会いって感じだった」
彼女とSTEWARTは『IN YOUR REAMS』のセッションを撮影しており、その映像の一部は「SECRET
LOVE」のビデオに使われているが、今後もいろいろな形で発表していきたいという。
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