2014/02/05
The 1975のジャパンツアーが2月4日に赤坂BLITZで開催され、サポートアクトとして、バーミンガム出身のインディーロックバンド、スイム・ディープが出演した。
2012年に結成されたという4人組だが、この日はキーボードのサポートを加えた5人で登場。早耳なロック・ファンたちの間では話題となっていた彼らだが、アルバムはまだ昨年8月に『ホウェア・ザ・ヘヴン・アー・ウィー』をリリースしたのみ(国内盤は2014年1月22日にリリース済)。メンバーたちのグランジっぽいファッションも注目されていたが、ステージにいるメンバーは比較的キレイ目な雰囲気だ。
挨拶を軽く済ませて演奏がスタート。軽やかにセンセが響くポップ・ロックにオーディエンスも反応。前列の熱心なThe 1975ファンも“知ってるよ!”とばかりに手をあげて演奏にノリだす。続いて日本を含む海外でも注目されるきっかけとなった「ハニー」を披露。どこまでもライトな演奏だが、クセのあるベースや、ギターのアレンジからくるダークさはこの会場集まった人間にぴったりだったようだ。ライトでほろ苦い。バドワイザーと言うよりもハイネケンと例えればしっくりくる。
バンドアンサンブルにはまだ不安が残るが、メンバーの鳴らすグルーヴは心地良くとてもノリやすい。自分達の音をごまかさない演奏スタイルがそうしているのだろう。坦々と演奏をこなしているようだが、じわじわと火が付き火力を増す炭のようにパフォーマンスは温度を上げる。30分7曲のコンパクトなステージだったが、彼らの魅力は充分に凝縮されていたと思う。炭火を燃やし切るには時間が掛かるのと同じく、もっと彼らの音楽に浸っていたいとも思わせてくれた。因みに本日2月5日に単独公演がShibuya TSUTAYA O-NESTで開催。
Photo:KAZUMICHI KOKEI
◎SWIM DEEP@赤坂BLITZ
2014年2月4日 SET LIST:
Francinsco
Honey
Beach Justice
The Sea
Red Lips I Know
She Changes The Weather
King City
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