2014/02/03
台北映画祭観客賞や釜山国際映画祭観客賞などを受賞したウォン・カーウァイ製作総指揮の映画『光にふれる』が、2月8日の公開を前に主役のホアン・ユィシアンのインタビューを公開した。
本作は、生まれつき盲目ながらも才能を活かし、実際に台湾でプロのピアニストとして活躍するホアン・ユィシアンの半生をもとに描かれた若者たちのストーリー。
インタビュー内容は下記のとおり。
<自分の半生をベースにつくられた「ユィシアン」という役を演じてみて>
『光にふれる』は僕自身のストーリーを基にしていますが、実際の僕自身の人生とは少し違うところもあります。実際に僕の人生で起こったことであっても、映画としてもう一度再現し直すということですので、細かい部分で、実際に起きたことと映画の中で演じることは結構違いがありました。そういった意味で、僕にとって「ユィシアン」を演じることは少し難しい部分もありました。
<実際の大学生活について>
大学生活の最初の頃は新しい環境やクラスメイトに馴染めず、『光にふれる』に描かれているのと同じように挫折を経験したこともありました。でも、家族や周りの人の励ましから、自分の気持ちを切り替えるようになり、自分から人に心開いていこうと、気持ちを切り替えたことで、みんなと上手くやっていけるようになりました。
<『光にふれる』の音楽も担当したことについて>
映画のために音楽をつけるというのは、普段僕がやっている作曲とは少しだけ違いました。自分の好きな曲をつくることとは、自由さが違いました。映画音楽は、今どういうシーンで、どういう画面で、登場人物がどういう気持ちなのかということに、うまくフィットするような曲をつけないといけません。でも僕はもともと即興で音楽をつけることが好きなので、僕にとってはそれほど難しいことではなく、この映画の音楽の多くは即興でつくっていきました。
映画『光にふれる』ピアノ組曲 演奏:ホアン・ユィシアン
http://p.tl/_XQV
2/8公開『光にふれる』ホアン・ユィシアンインタビュー
http://p.tl/Om57
◎公開情報 映画『光にふれる』
出演:ホアン・ユィシアン、サンドリーナ・ピンナ、リー・リエ、ファンイー・シュウ
製作総指揮:ウォン・カーウァイ
監督:チャン・ロンジー
音楽:ウェン・ツーチエ、ホアン・ユィシアン
2月8日(土)全国ロードショー
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