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2014/01/31

映画『アナと雪の女王』サントラが全米No.1に返り咲き

 興行収益350億を突破した、『アナと雪の女王』のサントラが返り咲きの首位を獲得した2月8日付、全米アルバムチャート。

 先週よりもセールスを伸ばし、93,000枚を獲得してNo.1に返り咲いた『アナと雪の女王』。1月18、25日と今週で計3週の首位をマークして、プラチナレコードに認定されている。次週、4週目の首位獲得を狙うが、グラミー賞の影響を受けたアルバムが上位に食い込んでくるため、記録更新は危ぶまれる。

 その第56回グラミー賞のノミネート作品を集めたコンピレーション『2014 GRAMMY(R)ノミニーズ』が6万枚を獲得し、2位に初登場した。年間最優秀アルバム賞受賞、グラミー年間最優秀レコード賞を受賞した、ダフト・パンクの「ゲット・ラッキー」や、年間最優秀楽曲賞を受賞した、ロードの「ロイヤルズ」、ノミネートされていた、ブルーノ・マーズの「ロックド・アウト・オブ・ ヘヴン」や、ケイティ・ペリーの「ロアー」、ロビン・シックの「ブラード・ラインズ」等、昨年を彩ったナンバーが目白押し。次週はグラミー賞の効果を受け、2位停滞、もしくはNo.1に到達するかもしれない。

 グラミーでは、10億のダイヤモンドを身に着け、夫ジェイ・Zと「ドランク・イン・ラブ」を披露したビヨンセの『ビヨンセ』は、4位に停滞。次週はHOT100チャートでパフォーマンスを行った「ドランク・イン・ラブ」のTOP10入り、アルバムでは返り咲きのTOP3入りが狙えるか、注目だ。

 クリスティーナ・アギレラと共に歌った、バラード曲「セイ・サムシング」(今週4位)が大ヒットを記録中のア・グレート・ビッグ・ワールドのデビュー・アルバム『イズ・ゼア・エニバディ・アウト・ゼア?』は、ビヨンセを抑えて3位に初登場。200万ダウンロードを突破した「セイ・サムシング」は、オリジナル・バージョンとクリスティーナ・アギレラがフィーチャリングされたものと、2曲が収録されている。


 ア・グレート・ビッグ・ワールドもそうだが、7位に初登場したヤング・ザ・ジャイアントも、人気ドラマ『グリー』に起用されたことから ブレイクした、ロック・バンド。セルフ・タイトルであるデビュー・アルバムは、最高位42位であったが、本作『マインド・オーバー・マター』で初のTOP10入りを果たした。本作からのシングル「イッツ・アバウト・タイム」が、オルタナティブ・チャートで7位を記録したことが、ヒットに繋がった。

 今週5位に上昇したロードの『ピュア・ヒロイン』は、年間最優秀楽曲賞を受賞したことを受け、次週TOP3入りが期待される。9位に停滞中のケイティ・ペリーや、11位のイマジン・ドラゴンズ、14位のマックルモア&ライアン・ルイス、18位のブルーノ・マーズはもちろん、83位から39位に急上昇した、ダフト・パンクの『ランダム・アクセス・メモリーズ』が、次週どこまで順位を伸ばすか注目である。