快進撃を続けるADELEの2作目『21』が、4/10付けの最新UKアルバム・チャートで連続11週目のNo.1を獲得し、ソロ・アーティストのスタジオ・アルバムとしては同チャートの集計史上最長の連続No.1記録を達成した。

また、『21』は11週間連続で10万枚のウィークリー・セールスを続けているが、これまでの最長記録を達成しているELVIS PRESLEYはADELEよりも2倍の期間長く毎週10万枚以上を売り上げている。ちなみにPRESLEYのアルバムはいずれもサウンドトラックで、『BLUE HAWAII』が1962年に17週間、『G.I. BLUES』が翌1963年に12週間、それぞれNo.1に君臨した。

『21』は、現段階でイギリス国内においてプラチナ・アルバム7枚分に相当する210万枚の出荷をしており、UKアルバム・チャートでは1984年5月～8月にかけて12週間連続でNo.1を達成したBOB MARLEY & THE WAILERSのコンピレーション・アルバム『LEGEND』以来の大記録となっている。

一方、この『21』の勢いに引っ張られる形で先週まで2位をキープしていたADELEの前作『19』は3位に後退し、代わりにKATY Bのデビュー作『ON A MISSION』が2位の座に就いた。そして4位には5位から再浮上したRIHANNAの『LOUD』、5位には9位から大きく上昇したJESSIE Jの『WHO YOU ARE』、7位には12位から上昇したMICHAEL BUBLEの『CRAZY LOVE』、8位には11位から同じく上昇したBRUNO MARSの『DOO WOPS & HOOLIGANS』、9位にも14位から上昇したELBOWの『BUILD A ROCKET BOYS!』、そして10位にはスコットランド出身のインディー・ロック・バンドGLASVEGASの『EUPHORIC HEARTBREAK』が初登場を果たしている。

一方、UKシングル・チャートでは、JENNIFER LOPEZ featuring PITBULLの「ON THE FLOOR」が2週目のNo.1をキープ。LOPEZにとっては3曲目のUK No.1シングルだが、前2作は1週間だけのNo.1だったため、2週以上に渡って首位に君臨するのは今回が初めてとなる。