2014/01/24
1か所で色々なものが買えたり、ソーシャルネットワークが普及するこの時代に、音楽業界と音楽関連の起業家を結びつける場所があってもいいのではないだろうか。そこで生まれたのが、The Music Startup Networkだ。
Music Business Association(ミュージック・ビズ)が立ち上げたMusic Startup Networkは、使いやすく、音楽業界でビジネスを始めるにあたり必要な企業とつながるよう上手くデザインされている。
ミュージック・ビズのデジタル戦略/事業開発統括責任者、ビル・ウィルソンは、業界の新進企業にとってより良いエコシステムを創り出すのが目標であり、起業家と投資家を結ぶオンライン・プラットフォーム“AngelList”を参考にしたと話す。
Music Startup Networkは、音楽業界で起業する人たちの教育や奨励をするMusic Startup Academyから派生したもので、~Academyでは著作権者の権利やロイヤリティについてなど、音楽ビジネスの基礎知識を提供してきた。
より良い企業家たちのコミュニティ育成に努め続けるMusic Startup Networkは、会社が起業家と携わるときの適正評価でウィルソンが学んだことから生まれたという。起業家は様々な情報(ライセンス・関係・指導など)を求められ、自社のサービスあるいは製品の説明、問題の説明などをしなければならない。会社の規模や調達した資金の額、使用するAPIのタイプなども質問されるという。
マネージメント会社やレコード・レーベル、音楽出版社などの業界のプロは、Music Startup Networkで豊富な情報にアクセスすることができる。
現在は約70社が登録しており、登録数は常に増え続けている。ウィルソンは、「このうち失敗する企業もあれば、成長する企業もあるだろう。我々は成功に必要なツールを提供しなければならないのだ」と語る。
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