2014/01/23 12:00
結成15周年を経たロックバンド THE BACK HORNが、キャリア初となる両A面シングル『シンメトリー/コワレモノ』を2月19日にリリースする。
ドラマチックなサウンドが世界に光を取り戻す、希望のファンファーレ「シンメトリー」。リズミックなビートの上で皮肉的かつユーモラスな言葉が躍る、ねじの外れた人間賛歌「コワレモノ」。菅波栄純(g)作詞による強力な2曲が名を連ねた両A面シングルとなっており、カップリングには2011年の主催イベント【マニアックヘブンVol.6】で披露した、松任谷由実「春よ、来い」を収録。カバー楽曲の収録も彼らのオリジナル作品としては初の試みとなる。
表題曲となった「シンメトリー」「コワレモノ」の2曲は、未発表曲にも関わらず歌詞のみがUta-Netにて先行公開。突然の発表にアクセスが殺到し、リアルタイムランキング第1位、第2位を獲得するまで反響を呼んだ。“不完全だからこそ共に生きていこう”と語りかける「シンメトリー」に、“不完全であるがゆえきっと愛おしく思える”と説いた「コワレモノ」。同じ根本を違った視点から描いた2曲の歌詞が注目を集めている。
また、初回限定盤の特典DVDには「シンメトリー」「コワレモノ」のミュージックビデオが収録されており、2曲の映像がリンクしたDVDのみの特別編集バージョンに仕上がっている。
◎菅波栄純(THE BACK HORN)コメント
何気ない些細なことが大転換に繋がるような、物語が動き出す感じを込めた「シンメトリー」。メロディーの断片が生まれたのは5年以上前。そこから一滴ずつ水滴を溜めるように音を紡いでいった。心が前向きな状態の時だけ歌詞を書いて、光を閉じ込めた。この曲を聴いてる間、つらさや悲しみから守られるように。行方不明の感情、迷子の心にとっての帰りたくなる場所になるように。
震災直後に生まれた「コワレモノ」。あの日の交通機関がマヒして人が溢れた道すがらの光景がサビの歌詞になった。壊れやすい、取り扱い注意の、心や命を抱いた僕たちコワレモノのパレードの様だった。頭が悲鳴を上げそうなややこしいコミュニケーションが幅をきかす現在の社会。そんな社会への皮肉をこめて、ええじゃないかばりにねじを外してファンキーに踊りたいと思った。
「聴き手がいなけりゃ鳴っていないのと同じ」と感じることがある。「あなたがいないと生きられない」と実感することがある。不器用に他者の存在を必要とするこの2つの曲で、THE BACK HORNの本質の1つを表現した。
◎シングル『シンメトリー/コワレモノ』
2014/02/19 RELEASE
[初回限定盤(CD+DVD)]
VIZL-637 1,700円
[通常盤(CD)]
VICL-36872 1,200円
収録曲:
01.シンメトリー 作詞:菅波栄純/作曲:THE BACK HORN
02.コワレモノ 作詞:菅波栄純/作曲:THE BACK HORN
03.春よ、来い 作詞作曲:松任谷由実
DVD収録内容:
・「シンメトリー」ミュージックビデオ
・「コワレモノ」ミュージックビデオ
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