2014/01/20
井乃頭蓄音団が1月18日に下北沢CLUB Queでライブイベント【新春!Queナイト一本勝負!!~ラブレター フロム シモキタ~】を開催。今春に待望のニューアルバムをリリースすると発表した。
この日のライブは、かねてより敬愛してきたスキップカウズとの2マンライブとあって、井乃頭蓄音団メンバーのステージに懸ける気合は並々ならぬものがあった……のだが、何とライブ直前にジョニー佐藤(g)がインフルエンザを患ってしまい、サポートドラマー岸本を含めた4人でのライブとなってしまった。
しかし、ステージ下手のマイクスタンドにはアフロヘアーがかけられており、後にオフィシャルTwitterでは“本体のアフロがジョニーで、寄生されている肉体が佐藤さんなので、本当はステージにいました”と説明。ライブ中には、もうひとりのギタリスト ヒロヒサカトーがそのアフロをかぶって巧みにソロプレイを響かせるという、ファンにとってはレアなパフォーマンスを体験できるステージとなった。
そしてライブ終盤のMCで、ボーカルの松尾よういちろうは“嬉しいニュース”として、今年大政奉還すると謎の宣言。続いて新しいCDとして、約3年ぶりとなるスタジオアルバムのリリースを発表したのだ。発売日は4月9日、前日8日が自身の誕生日であると畳みかけると、さらにその週末12日にレコ発ライブを開催することも明らかにし、長く新作を待ちわびてきたファンから大歓声を集めた。
その後、彼らからのバトンを受けたスキップカウズは、今年で結成25周年を迎えるキャリアに裏づけされた見事なステージングで会場全体を魅了する。不朽の名曲「赤い手」はもちろん、ヒロヒサカトーが学生時代にラジオを愛聴していたという今泉泰幸(通称イマヤス / vo)の軽妙なトークや、ギラギラのマントとサングラスを身に着けたイマヤスが客席を練り歩きながら「よーしよし」と観客の頭を撫で回るスキンシップタイム。袋詰めのイカが飛び交う「スルメ男」と、初見であっても楽しめるエネルギッシュなアクトで、井乃頭蓄音団ファンも巻き込む大盛況へと導いた。
さらにアンコールでは両者のセッションステージも披露され、ヒロヒサカトーのリクエストによりスキップカウズ「背筋」を全員で演奏。井乃頭蓄音団の大貫(b)が熱唱する珍しい一幕まであり、最後まで見所聴き所に溢れた1日となった。
なお、井乃頭蓄音団は2月7日にどぶろっく、水中、それは苦しいとの3マンライブを下北沢CAVE BEで開催。一方のスキップカウズは、3月8日に結成25周年を記念したワンマンライブを渋谷BURROWで行うことが発表されている。
◎井乃頭蓄音団 ニューアルバム(タイトル未定)
2013/04/09 RELEASE
◎井乃頭蓄音団 ライブ情報
【井乃頭蓄音団×どぶろっく×水中、それは苦しい 3マン+】
2月7日(金) 下北沢CAVE BE
出演:井乃頭蓄音団、どぶろっく、水中、それは苦しい、金田康平(THEラブ人間)
【井乃頭蓄音団NEWアルバム発売記念イベント】
4月12日(土) 下北沢CLUB Que
出演:井乃頭蓄音団、他
◎スキップカウズ ライブ情報
【牛と恵子のおしゃべり泥棒(アコースティックライブ)】
2月16日(日) 下北沢 440-four forty
出演:スキップカウズ、平岡恵子
【スキップカウズ結成25周年ワンマン『遠藤肇生誕祭~えんどうざんまい~』】
3月8日(土) 渋谷BURROW
ゲスト:大森洋平
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