2014/01/10
ミュージカル「愛の唄を歌おう」の通し稽古および囲み取材が10日、東京都内で行われ、出演者の山口智充、Kis-My-Ft2の北山宏光、演出の宮本亜門氏が出席した。
本作は、放送作家の鈴木おさむ氏が脚本を手掛け、演出に宮本氏、音楽を槇原敬之が担当したオリジナルミュージカル。命を落として10年たった熱血高校教師が、自らの正体を明かさないことを条件に期間限定で地上に戻り、かつて果たせなかった夢をかなえるために奔走する姿を描く。
元高校教師の牧田ノリオを演じる山口は公演を前に「やることはやってきたので、楽しみだけです。お客さんがパワーを与えてくれると思うので、いかにステージでの時間を使って楽しむかです」と語り、目を輝かせた。
山口のかつての教え子で現在は高校教師のヒロトを演じる北山は「やっとお見せできるなという気持ちです。みんなで芝居をして、どんどん愛が深まるばかり。早くこの愛をお客さんに届けたい」と語った。宮本氏は「愛が詰まり過ぎていて吐きそう。(愛を吐き)出したくてしょうがない人ばかりなので」とアピールした。
初共演の北山の印象を問われた山口は「真面目で教えてもらうことがたくさんあります」と語った。一方、北山は「(山口は)ムードメーカーで、いろんな生徒さん(役の方)やスタッフさんとコミュニケーションを取っています。僕は人見知りの部分があって最初はどう話し掛けようかと思っていたら、(山口は)3倍以上の早さでみんなと仲良くなっていてうらやましいし、見習わなくてはと思いました」と稽古場の様子を明かした。
年末年始は稽古に明け暮れる日々だったという山口は「あまりここでぐちぐち言うのもなんですが、これが入ってくれたおかげで寂しい年末年始を過ごさなくて済んで良かった」と前向きに語り、北山も「年末年始はイベントごとが多いけど、その貴重な時間を一緒に過ごすことでよりいっそう短時間でみんなの心がつながったというか。年末年始から急スピードで作り上げられたと思います」と充実感をのぞかせた。
北山は「歌の力は素晴らしいと思います。歌を作っていくという目的でステージングされています。完成されたときの愛の大きさというか、人は苦しんでいたり悩んだりいろんなものを乗り越えて。人って美しいなというのを感じられる舞台です」と見どころを語った。
またファンに向けて「僕たちの抱えきれないあふれんばかりの愛を、会場に足を運んで受け取ってもらえたら。今年1年がハッピーな年になると思います」とメッセージを送った。
舞台は10日~21日に都内・東急シアターオーブ、25日~2月2日に大阪・オリックス劇場で上演。
エンタメ OVO
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