2011/03/28 00:00
誰かがDAVE GROHLにロックンロールは死んだのかと尋ねた。
FOO FIGHTERSを率い、多くの人たちが現存する最高のロック・ドラマーだと思っているGROHLのような頑固なロッカーに尋ねるには、これはあまり利 口な質問とは言えないだろう。
「オレは言ったよ、『なあ、7月にミルトン・キーンズ・ボウルにオレたちを身にやってくる13万の人々に聞いてくれよ。サウス・バイ・サウスウェストで酒を飲みながら最高の夜を過ごした2000人に聞いてくれよ』ってね」と、3月後半にFOO FIGHTERSのJAMES MOLL監督ドキュメンタリー『FOO FIGHTERS: BACK AND FORTH』のプレミアのための記者会見に出席し、地元のスタッブスで満員のギグを行なったGROHLは言う。
「ロックンロールがコマーシャル・メインストリームのナンバーワンにならないからって、消えちまったわけじゃない。死んだってわけじゃない。オレにわかるのは、自分にとってロックンロールが何を意味するかってことだけだ。こうやって生きること、誰かの目を通して自分に見えることを表現することなんだ」
彼が正統派のロッカーであることはその目を見ないでもわかる。彼の発言に納得できなくても(FOO FIGHTERSとして1995年にデビューする前に彼はNIRVANAでドラムを叩いている)、そのオールドスクーなアプローチはまったく疑う余地がない。
4/12発表の彼らの7THアルバム『WASTING LIGHT』で、バンドはプロトゥールスを使うのをやめ、これまででもっとも攻撃的な11曲入りのアルバムを、カリフォルニア州エンシノにあるGROHLの家のガレージでアナログ・テープを使ってレコーディングしたのだ。NIRVANAの画期的名作『NEVERMIND』を手がけたBUTCH VIGが2007年の『ECHOES, SILENCE, PATIENCE & GRACE』以来となるアルバムの舵取りをした。アルバムにはNIRVANAのベーシスト、KRIST NOVOSELICやシンガー/ギタリストのBOB MOULD(元HUSTER DU,SUGAR)もフィーチャーされている。
「ウェンブリーをソールドアウトにすることもできて、ガレージでアルバムを作るバンドにいるっていうのは詩情があるね。なんで最大のプロデューサーと最高に高いスタジオに入って、最高級の機材を使うんだ? そんなもののどこにロックンロールがある? 高校をドロップアウトして家具倉庫で働いてたガキがツアーに出てすべてから逃れられるようになって、どうなっちまったんだ? オレは人々が期待しているようなことをするのは好きじゃないんだ」
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