2013/11/13
訴訟好きで知られるタフアメリカ・レコードが新たに、ジェイ・Z、ロッカフェラ・レコード、アトランティック・レコードなどをターゲットにした。タフアメリカの弁護団の主張では、彼らが2009年のヒット曲「ラン・ディス・タウン」にてエディ・ボーの「フック・アンド・スリング」を違法にサンプリングしたとのことだ。複数の記事が伝えている。90年代中頃にタフアメリカは同曲の権利を買い取っていた。
リアーナとカニエ・ウェストをフィーチャーしたジェイ・Zの「ラン・ディス・タウン」の収益について損害賠償を求めているタフアメリカ。これまでにもビースティ・ボーイズのメンバー、アダム・ヤウクが亡くなる前日に同バンドに対して著作権訴訟を起こしており、これはささやかな勝利に終わった。また、クリスティーナ・アギレラが「エイント・ノー・アザー・マン」でジョン・レジェンドの曲を使ったとするほか、カニエ・ウェストが『マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー』で2件の著作権侵害を犯しているとし、EMIに訴訟を起こしている。
なお、ジェイ・Zはこのところ窮地に立たされている。人種差別的とされている高級百貨店バーニーズとの提携が非難の的になっているうえ、ヤンキースのクライアントであるロビンソン・カノに3万ドル(約300万円)の腕時計を贈ったことでメジャーリーグの規定違反に問われる可能性もでているのだ。
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