2013/11/08 11:00
ロード「ロイヤルズ」が6週目のNo.1となりついにマックルモア&ライアン・ルイスの記録と並んだ11月16日付HOT100チャート。
マイリー・サイラス(2位)、ケイティ・ペリー(4位)と、TOP3内で繰り広げていた女王の座を争うバトルは、ロードに軍配が上がり、2013年の秋は彼女の独走となった。リミックスのセールスも好調で、さらにポイントを伸ばし、ジャンルをクロスオーバーしてヒットを続けている。
アルバムのプロモーションが落ち着き、ケイティの「ロアー」は4位にダウンしたが、ツイッターのフォロワー数がジャスティン・ビーバーを抜き、No.1に輝いた。また、来日のプロモーションも大好評で、ジャパン・エアプレイ・チャートでは首位を獲得している。
今週は、TOP10内に2曲が初登場し、3位にはエミネムの「モンスター」がデビューした。いよいよ5日にリリースとなったエミネムの8thアルバム『ザ・マーシャル・マザーズLP2』からの4曲目のカットで、リアーナとのコラボが再現されたことでも話題を呼び、この曲でエミネムは9曲目、リアーナは14曲目のTOP3入りを果たした。2010年の7月31日にNo.1を獲得した、自身最大のヒット曲「ラブ・ザ・ウェイ・ユー・ライ」でのコンビ復活ということもあり、また次週はアルバムリリース週ということで、ロードのNo.1の座を脅かす1曲になるかもしれない。エミネムは今週、15位に1stシングルの「バーサク」、16位に先週の67位からジャンプした「サバイバル」、17位に「ラップ・ゴッド」を連続でランクインさせ、TOP20以内に4曲を送り込むという快挙を成し遂げている。
『ザ・マーシャル・マザーズLP2』から1日遅れて6日にリリースされる、レディー・ガガの『アート・ポップ』からは、引き続き10位に「アプローズ」、そして32位にデビューした「ヴィーナス」、58位に「ドゥ・ホワット・ユー・ウォント」がランクイン。こちらも次週はアルバムのリリース週ということで上昇が予想され、またTOP100以内に何曲がランクインするかにも注目が集まる。
エミネムに続き、TOP10内では6位にワン・ダイレクションの「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」が初登場した。幼少期の彼らが登場するビデオが話題を呼び、セールス、ストリーミングともに好調で、今年の8月に2位でデビューを果たした「ベスト・ソング・エヴァー」(2位)に続く2曲連続、4曲目のTOP10入りを果たした。ケイティ・ペリーと同じタイミングで来日&TV番組で共演を果たしたことも日本では話題を呼び、この曲のアカペラもプロモーションで披露された。
先週からTOP10入りを果たしたロック勢の新曲が好評で、ワン・リパブリックの「カウンティング・スターズ」(9位)、イマジン・ドラゴンズの「デモンズ」(8位)が順調にポイントを伸ばしている。
TOP10以下では、12位にUK出身のシンガー、パッセンジャーの「レット・ハー・ゴー」が先週の17位から上昇。アメリカに先立って、すでに16ヶ国でNo.1を獲得しているこの曲は、まさにこれからの季節にピッタリの歌詞が染みる1曲で、次週はTOP10入りの可能性も高い。No.1を獲得した各国でプラチナ・セールスに認定されていて、すでにミリオンセールスは突破している。
20位にはピットブルとケシャのデュエット「ティンバー」が先週の35位からアップ。フロアを盛り上げる両者による初のコラボで、同じレコード会社の所属で、今年ツアーも同行したことから、共演が実現した。TOP10内にランクインし続けているアヴィーチーの「ウェイク・ミー・アップ!」(5位)に影響されたと公言しているナンバーで、続く大ヒットなる予兆をみせている。
ハロウィン・ウィークにちなみ、デジタルセールスとエアプレイが急上昇したマイケル・ジャクソンの「スリラー」が42位にリ・エントリーしている。
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