2025/11/15 18:00
1980年代を舞台にしたNetflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』には、映画や音楽、ファッションなど当時のポップカルチャーへのオマージュが盛り込まれており、その再現性の高さがファンの人気を集めている。当時のスタイルを作り上げる上でのポイントについて、コスチューム・デザイナーのエイミー・パリスがそのこだわりを明かす。
小さな街ホーキンスに暮らすマイク(フィン・ヴォルフハルト)、ウィル(ノア・シュナップ)、ダスティン(ゲイテン・マタラッツォ)、ルーカス(ケイレブ・マクラフリン)たちは、これまでの4シーズンを通して、家族や仲間と一致団結して脅威に立ち向かい、数え切れない試練を乗り越えてきた。ついに迎える最終章では、仲間たちがシリーズ最大の脅威・ヴェクナを倒すために再び団結する。
社会現象を起こしてきた本作の影響力は凄まじく、アパレルブランドとのコラボグッズが次々と発売、ファッション媒体でも頻繁に特集が組まれるなど、ファッション界も席巻。80年代を生きた大人たちから「再現度がダントツ」と絶賛されるほど、当時の世界観をそのまま表現している点も魅力として挙げられる。
特に注目度の高いファッションについては、エイミーは、80年代のファッションカタログや当時放送されていたドラマシリーズに登場するキャラクターの衣装なども参考にしているという。サスペンダーと足首に向かって細くなっていくシルエットのデニムを組み合わせたイレブン(ミリー・ボビー・ブラウン)のスタイルや、赤・青・黄・緑などの明るく派手な色を使ったコーディネート、ダスティンがよく着ているグラフィックTシャツなど、当時実際に流行したファッションが取り入れられている。
エイミーは、「特に子どもたちの服は一から作るほうがいいことに気づき、生地を買って作り、キャストのサイズに合うように調整しました。ショップで買ったものは、例えばネックラインがゆるかったりするので、似ているように見えても衣装部門で作ったものとは違いがあります」と、リアリティのある世界観を創り上げるポイントを明かす。スティーブ(ジョー・キーリー)は、80年代当時アメリカの若者に人気だったアパレルブランドのジャケットやスニーカーを身にまとい、当時の若者のコーディネートを表現。反対にナンシー(ナタリア・ダイアー)は、大ぶりのアクセサリーを身に着け存在感を出す傾向が主流だった中、あえて控えめなピアスを付けることで幼さの残る様子を表現している。
80年代の個性的なファッションには、当時を知らない若者からも「80年代いいなー、ファッションに影響を受け始めている」「時代に沿ったファッションやヘアスタイルが楽しめる」といった支持が集まっている様子。精巧に創られた80年代の世界観が世代を超えた人々を魅了する本作。シーズンを重ねる度に、時代の変遷やキャラクターの成長に併せて彼らの衣装も変化しているというが、最終章ではどのように表現されるのだろうか。そして、愛すべきホーキンスの仲間たちに待つ予測不能な冒険と決戦はどんな運命を迎えるのか。世界中が待ち望む、最終シーズンはもうすぐだ。
◎作品情報
Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界 5』最終章
2025年11月27日(木)10時より、Netflixにて世界独占配信
VOL 1(第1話~4話):11月27日(木)
VOL 2(第5話~7話):12月26日(金)
フィナーレ(第8話):2026年1月1日(木)
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