2011/01/18
バンド結成から10年、キャピトルと契約してから5年で2枚のアルバムを出したTHE DECEMBERISTSがフォーク・ロックのルーツに戻ってきた。おそらくタイミングもいいのだろう。オレゴン州ポートランドのバンドを取り巻くチームも、今こそ彼らの時だと言っている。
「このビジネスではアーティストの発展がうまく行かなくなってきていると言われる時代に、これは素晴らしいアーティストの発展物語そのものだ」」とEMIの重役は言う。「THE DECEMBERISTSはホンモノのキャリアを築き上げており、これは今の彼らにとって実にふさわしいアルバムなのだ」
バンドはすでに2006年の4THアルバム『THE CRANE WIFE』や2009年の5THアルバム『THE HAZARDS OF LO E』で大評判を取り、とっくに成功を収めているという人もいるだろう。
しかし、今回はこれまでの2枚のアルバムにあったようなオペラチックなフォーク物語やシェークスピア的な歌はない。1/18に発表される6THアルバム『THE KING IS DEAD』はバンドのマネージャーが「クラシックなアメリカン・サウンド」と呼ぶような作品になっている。
『THE KING IS DEAD』は言い換えるなら過去の作品よりぐっとシンプルなソングライティングのアプローチを取っている。そんな新しく手に入れた簡潔さと受け入れやすさが、ことにリード・シングル「DOWN BY THE WATER」をラジオでかかりやすくしているようだ。
「トリプルAラジオはこの曲を気に入っている」とレコード会社重役は言う。「(11/18に)『CONAN』に彼らが出演して勢いがつきTHE DECEMBERISTSのためにこれまでにはなかったドアが開いているんだ」
アメリカーナの重要人物、GILLIAN WELCHのボーカルをフィーチャーした「DOWN BY THE WATER」は現在BILLBOARDのトリプルAチャートで11位になっている。
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