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2013/10/04

ドレイク、ニューアルバムが自己最高の初動枚数を記録し全米No.1獲得

 ラッパー、ドレイクの3rdアルバム『ナッシング・ワズ・ザ・セイム』が自己最高の初動枚数を獲得し、No.1デビューを果たした10月12日付アルバムチャート。

 初動658,000枚と大記録を打ち出し、2位との差を大きくつけて首位となった『ナッシング・ワズ・ザ・セイム』は、2013年度の初動売上枚数の記録も更新し、7月27日付の首位、ジェイ・Zの『マグナ・カルタ...ホーリー・グレイル』の初動枚数53万枚を大きく上回り、ジャスティン・ティンバーレイクの『20/20 エクスペリエンス』(968,000枚)に次ぐ記録を打ち出した。ドレイクはこれで、デビュー作『サンク・ミー・レイター』(2010年)、2ndアルバム『テイク・ケア』(2011年)と、全アルバムがNo.1デビューを果たし、同時に、ラップ・アルバム・チャート、R&Bチャート、カナダ・アルバムチャートの4チャートで全てが首位を獲得した。また、UK、オーストラリアでは2位に、その他6ヶ国で既にTOP5入りを果たしている。

 2位には、11万枚を獲得してキングス・オブ・レオンの『メカニカル・ブル』が初登場した。2008年に「ユーズ・サムバディ」で大ブレイクを果たした兄弟バンドで、本作は6枚目のスタジオアルバムとなる。前作『カム・アラウンド・サン・ダウン』(2010年)に続く、連続初登場2位となり、UK、ニュージーランド、オーストラリアではNo,1デビューを果たしている。

 3位には大ベテランシンガー、シェールの約11年ぶりとなる新作、『クローサー・トゥ・ザ・トゥルース』が初登場。25作目のスタジオアルバムで、コンピレーション盤やベストアルバムを含めると、5作目のTOP10入りとなる。1965年のデビューから、間もなく50周年をむかえるシェールだが、未だオリジナルアルバムがTOP3入りするというのは凄まじい記録である。尚、オリジナルアルバムでTOP3入りを果たすのは、意外にも本作が初めて。続く4位も大ベテラン、エルトン・ジョンの『ザ・ダイヴィング・ボード』がデビューした。1969年のデビューアルバムから通算して、31作目となる本作で、18枚目のTOP10入り、TOP5入りは14作目という記録を打ち出した。

 7位から9位も全作初登場作品で、今週はTOP10内、7作が初登場となった。7位はアメリカのプログレッシブ・メタル・バンド、ドリーム・シアターの初のセルフタイトル・アルバムとなる『ドリーム・シアター』がデビュー。1989年のデビュー作『ホエン・ドリーム・アンド・デイ・ユナイト』から12作目のスタジオアルバムで、2009年に6位を記録した『ブラック・クラウズ・アンド・シルヴァー・ライニングズ』から3作連続のTOP10入りを果たした。

 8位に初登場したのは、エレクトロ・ダンスユニットのクリウェラ。シカゴ出身の3人組で、この『ゲット・ウェット』はデビューアルバムにして初のTOP10入りとなる。ダンス・アルバム・チャートではNo,1を獲得していて、UKやオーストラリアでもリリースされ、ヒットしている。

 メタリカの新作は、9位に初登場。本作はオリジナルアルバムではなく、メタリカが初のプロデュースを担当する3D映画「スルー・ザ・ネヴァー」のサントラ盤としてリリースされ、ライブ盤、コンピレーションを含めると本作で8作目のTOP10入りとなった。日本での劇場公開は今年末から来年にかけての予定。

 TOP10以下でも初登場作品が多く、11位にはカントリーシンガーのアラン・ジャクソン、12位にはエレクトロポップ・バンドのチャーチズが、13位にはベテラン、スティングの新作がランクインしている。次週は、今年の年間アルバム首位候補である、ジャスティン・ティンバーレイクの『20/20 エクスペリエンス』の続編『20/20 エクスペリエンス 2/2』が初登場し、初動枚数に注目が集まっている。

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