プーマ・ブルーが、ニュー・アルバム『クローク・ドリーム』の発表と同時に、リード・シングル「Desire」のミュージック・ビデオも公開した。

　「Desire」は、元々はホテルの一室で書かれレコーディングされたが、その生々しく、直感的なサウンドは、アルバムのサウンドスケープにインスピレーションを与えた。

　「マイクも何も持っていなかった。結局、アンプを使わずにスマホでレコーディングしたギターの生の音を受け入れることにした。後でダビングし直すつもりだったが、アンプを通さない音の生々しさに惚れ込んでしまい、そのままにした。このアプローチが雪だるま式に大きくなり、ざらざらとした醜い音と、より明晰で夢のような音のぶつかり合いへの欲求が高まっていった」とプーマ・ブルーことジェイコブ・アレンは楽曲の初期段階の制作について語る。

　さらには、「“自分の音楽は恒常的に控えめだ”と思う時があったので、“大胆に、すべてを解き放ち、自由に表現する時が来た”とこの曲で感じた。最近の曲の多くは、孤独を感じながら、子供の頃のようにギターに手を伸ばし、まるで古い友人のように、手の届く範囲の限られた道具を使うことから始まっている。10代の頃は独学でエレキ・ギターを学び、何年もギターアンプを持っていなかったので、僕にとってはまるで原点回帰したような感覚だった。歌詞は、恋人がパートナーをベッドに誘い、彼女が望むものを切望しているという設定だ。これはただのラブ・ソングだ。でもジャングルのブレイクが入っている」と付け加えている。

　なお、2年半ぶりとなるフル・バンドによるニュー・アルバムとなる『クローク・ドリーム』をひっさげた来日公演も2026年3月～4月に決定している。

◎リリース情報
アルバム『クローク・ドリーム』
2026/2/6 RELEASE
PIASR1623CDJ