2025/10/18 12:00
【Billboard Women In Music】の日本版実施に伴い展開されている、独自の観点から“音楽業界における女性”にフォーカスしたインタビュー連載『わたしたちと音楽』。Vol. 65となる今回は、作詞作曲家・音楽プロデューサーとして活躍する岡嶋かな多が登場した。
多くのアーティストに楽曲を提供し、子育てとキャリアを両立させてきた彼女が、創作活動において大切にしているのは、“誰かの背中をさすったり、支えたりできるような”作品を届けることだという。自身も音楽に救われてきた経験を振り返りつつ、「それはわかりやすい応援歌のときもあれば、反対にすごくダークな曲かもしれないですけど、未来を否定するようなことは書きたくないですね」と述べた。
母になったことが表現面に及ぼした影響については、「生きとし生けるもの全体に対する愛や愛しさが強まりました。それまでは、自分と、自分の好きな人や近い仲間ぐらいにしか本当の強い興味は向いてなかったかなと思うんですけど、今は興味関心がより全体に向いて。本当に他人のお子さんも可愛くて、“元気に生きてくれよ”って思いますし、ちょっとしたことに感情が大きく動くようになりましたね。自分が揺さぶられる感覚は、表現にもつながっていると思います」と明かした。
さらに、若者たちに向けては、「一度しかない人生ですし、自分らしく生きてほしいです」と述べ、「自己表現することは皆さんに与えられている権利で、1人ひとりが自己表現すればするほど世の中はカラフルになっていくはず。“どんどんと表現していってください”って思いますね」と力強いメッセージを送った。
インタビュー全文は特集ページより確認できる。Billboard JAPANのApple MusicとSpotify、YouTubeでは、このインタビューがポッドキャストとして配信中だ。また、【Billboard JAPAN Women In Music】の特設サイトでは、これまでのインタビューやプレイリストなどをまとめて見ることができる。
2007年からアメリカで開催されている【Billboard Women In Music】は、音楽業界に貢献した女性を表彰するアワードで、2023年版は3月に実施された。日本では、インタビューやライブ、トークイベントといった複数のコンテンツから成るプロジェクトとして2022年秋にローンチした。
Photo:Mikito Hyakuno
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