ザ・クリブスが、真実の関係性への回帰がテーマとなった9枚目のアルバム『セリング・ア・ヴァイブ』を2026年1月9日にリリースすることを発表し、新曲「Summer Seizures」を公開した。

　アルバム『セリング・ア・ヴァイブ』が特定の瞬間に焦点を絞って素早く書かれたのと同じように、リード・シングル「Summer Seizures」もそれ自体がタイムスタンプのような役割を果たしている。同曲は、アルバムの制作の為のセッションで初めて一緒に書いた曲であり、バンドを『セリング・ア・ヴァイブ』へと導くきっかけとなった。

　「歌詞について言えば、ある朝、ニューヨークのアパートのキッチンにいて、夏が始まったのを感じたんだ。ここで人生最高の夏を過ごしたんだけど、数年前は間違いなく一番辛い夏だった。だから、また夏が来るのを感じた時、時間を刻み、今の自分の立ち位置を見つめ、すべてを繋げようとしたんだ。ニューヨークの夏を舞台に、愛、悲劇、そして自分自身と共に生きることを学ぶことについて歌っている」とギタリスト／ボーカルのライアン・ジャーマンは語っている。

　また、ミュージック・ビデオについては、「ギミックは一切なしで、本当にハイクオリティな作品にしたいと思った。バンドと曲に語ってもらいたかった。そこで、古くからの友人で素晴らしい監督であるアンディ・ノウルズに相談し、16mmフィルムで撮影して、ありのままの自分たちを見せることにした。デジタル時代では選択肢が無限にあるので、フィルム撮影は素早く、ありのままで、そして何よりも自然でなければならなかった。もちろん、監督たちはカメラが回り始める前に、素晴らしい映像になるよう長い時間をかけて確認してくれたが、僕たちがまさに求めていたもの、つまり今のバンドのありのままの姿を、自然な環境でフィルムに映し出すことができた」と彼は続けている。

◎リリース情報
アルバム『セリング・ア・ヴァイブ』
2026/1/9 RELEASE
PIASR1573CDJ