2013/09/20
2週にわたり首位をキープしたケイティ・ペリーの「ロアー」にかわり、マイリー・サイラスの「レッキング・ボール」がNo.1に輝いた9月28日付HOT100チャート。
順調なセールスでポイントを伸ばし続けているケイティ・ペリーの「ロアー」だが、今週はいったん2位に後退、マイリー・サイラスの最新アルバム『バンガーズ』からのセカンドシングル「レッキング・ボール」が先週の22位から首位に一気にジャンプアップを果たした。VMAの過激パフォーマンスで物議を醸したのも記憶に新しい彼女だが、さらに過激度を増す新生マイリーは、この曲のビデオで全裸姿を披露。先週9月10日から全世界同時に解禁されたそのプロモーションビデオの反響はすさまじく、公式ではなんと、1週間で1億2000回を突破するという大記録を打ち出している。このストリーミングポイントと、PVのセールス、デジタルセールスが反映して21ランクアップ。マイリーにとって、シングル曲ではこの「レッキング・ボール」が初のNo.1獲得となり、オーストラリアやニュージーランド等でもTOP3入りを早くも果たしている。惜しくも2位止まりとなったが、大ヒットに至った「ウィー・キャント・ストップ」は今週も11位に停滞し、このNO.1獲得を受けて、次週はTOP10内に返り咲く可能性も高い。すでに2曲がTOP3入りを果たしているマイリーの4thアルバム『バンガーズ』は、アメリカで10月4日に発売される。セールス前のプロモーション効果により、2曲同時のTOP10入りも期待される。尚、国内盤は10月23日に発売予定。
先週3位まで上昇した、ロードの「ロイヤルズ」は今週もポイントを伸ばし引き続き3位に停滞中。アメリカ国内だけでも既にミリオンに認定されていて、今後もジワジワとTOP10内にラインクインし続け、ロングヒットを記録しそうな動きをみせている。そのほか、TOP10内にランクインした楽曲はなかったが、9位にランクインしたドレイクの「ホールド・オン・ウィアー・ゴーイング・ホーム」は、9月17日にリリースされたアルバム『ナッシング・ワズ・ザ・セイム』のプロモーションを受け、次週は順位が上昇することが予想される。また、7位のレディー・ガガ「アプローズ」や、8位にアップしたエミネムの「バーサク」は、どちらもアルバムが11月にリリースされることから、今後もアルバムリリースに向けてヒットが予想される。
TOP10以下では、初動枚数52万枚を記録したアルバム『クラッシュ・マイ・パーティー』が大ヒット中のルーク・ブライアンの「ザッツ・マイ・カインド・オブ・ナイト」が19位から15位に上昇。今週50週目を迎えたフロリダ・ジョージア・ラインの「クルーズ」(33位)など、今年はカントリーソングがHOT100チャートでも大ヒットしている。登場38週目のアナ・ケンドリック「カップス」(18位)も、カントリーソングのカバーだ。
こうした例年にはないロングヒットが目立つ2013年のHOT100チャート。新たな記録を打ち出したイマジン・ドラゴンズの「レディオアクティブ」(13位)は、今週で55週目、最高位の24位まで上昇している、エイウォルネイションの「セイル」は、今週で54週目とすさまじい記録を打ち出している。そのイマジン・ドラゴンズのニューシングル「デモンズ」(46位)が、今週の初登場一番人気曲となった。
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