現地時間2025年6月9日、コロンビア出身のカロルGが、インスタグラムへ投稿した動画で、5枚目のスタジオ・アルバム『TROPICOQUETA』を発表した。

　彼女は、「ついにこれを皆さんとシェアできます」とキャプションに綴り、「胸がいっぱいです」と続けた。正式なリリース日はまだ明かされていないが、カロルは『TROPICOQUETA』が“まもなく”到着すると約束している。

　50秒の動画の中で、彼女はチャロや故カルメン・ミランダといったアイコンたちを彼女らしくオマージュし、ファンを驚かせた。ミランダの代表的なフルーツで出来たヘッドピースの代わりに、腰にボンゴをつけ、ココナッツをイメージしたトップス、鮮やかなオレンジの衣装をまとって登場した彼女は、輝きに満ちたラテンのリズムあふれる新時代の幕開けを予感させている。

　この発表は、5月22日にリリースされた彼女の最新シングル「Latina Foreva」に続くものとなる。「ずっと前から、ラティーナのすべてを表現するような曲を作りたいと思っていました。なぜなら、ラティーナは今、イケてる存在だと思うから……いや、ラティーナがイケてなかった時なんてなかったですね！」と、彼女は最近ビルボード・エスパニョールに語っていた。「私たちはパーティーの中心です。ラティーナがいるパーティーと、いないパーティーではまったく違います」と彼女は話していた。

　先月、カロルのドキュメンタリー『カロルG: マニャーナ・セラ・ボニート』がNetflixで配信された。彼女は、現地時間5月6日に米NYで開催されたプレミアのレッド・カーペットで、「これはファンに向けた、とても特別な作品です。カロルGというアーティストの枠を超えて、カロリーナという一人の人間を人々に知ってもらう機会になります」とビルボード・エスパニョールに話していた。