トリー・レーンズの弁護士と米フロリダ州下院議員が、このカナダ・トロント出身の歌手・ラッパーの無実を証明する新たな証拠について発言した後、シザがミーガン・ザ・スタリオンを擁護した。

　2020年の銃撃事件で明らかになった新たな証拠について発言していたユーザー@theluncheonlawyerが投稿したインスタグラムの動画のコメント欄で、鋭い目を持つファンたちにシザのコメントが発見された。

　「Freaky Girls」でコラボしたミーガンを擁護してシザは、「この密度（がすごすぎる）！暴行の被害者であることが明らかになっている女性をこれほど多くの人が平然といじめていることに私は本当にすごくショックを受けている。こうやって他の人が見えるところで、大声で言うんだ？爆笑 公然とバカを晒すんだ？」と書いている。

　ミーガン・ザ・スタリオンも、そのような否定的な意見や騒ぎを耳にしている。彼女は今週初め自身のTikTokのコメントで、レーンズを“悪魔”と呼んで反撃した。「いつになったら、トリーに撃たれたことを私が思い出さなければならないようなことをやめるの？いつになったらトリーとあんたたちファンは嘘をつくのをやめるの？私に嫌がらせを続けるためにいくらもらってるの？」と彼女は書き、「ちょっと前まであいつ/あんたたちは私が撃たれてなんかないって言って、今度はまたあいつに手玉に取られて私は撃たれたけどやったのはあいつじゃなかったとか。あ、そう……？新しい証拠なんてないよ、同じことを何年も言い続けてるだけじゃん、トリー、私をほっといて、あんたは悪魔だよ」と続けた。

　レーンズは5月初旬に刑務所で刺傷事件の被害に遭った。14回刺され、肺が潰れる重傷を負ったが、近くの病院で回復中で“元気”だと彼の代理人は述べている。レーンズは現地時間2025年5月12日午前7時20分ごろ、米カリフォルニア州テハチャピのカリフォルニア矯正施設内で他の受刑者に襲われたと、米ABCニュースと話をした刑務所の広報担当者が明らかにした。

　レーンズは、2020年7月に米ハリウッド・ヒルズのパーティー会場外で、ミーガン・ザ・スタリオンを銃撃した3つの重罪で有罪判決を受け、10年の懲役刑に服している。彼女は今年1月にレーンズに対する接近禁止命令を裁判所から取得している。

　この新たな証拠は、ロサンゼルスの非営利社会正義団体Unite the Peopleから提出されたもので、弁護士のウォルター・ロバーツが先週の記者会見で、レーンズの事件に関する新たな発見を主張した。ロバーツは、ケルシー・ハリスのボディーガードであるブラッドリー・ジェームズが、ハリスがレーンズではなく自分が銃を発砲したことを認める発言を耳にしたと述べた宣誓供述書を提出したと主張した。

　米フロリダ州第13選挙区のアンナ・パウリーナ・ルナ下院議員も今週初めにトリー・レーンズの釈放を求め、36時間以内にレーンズの無実を証明する新たな証拠が提出されると主張した。彼女は、「ニューサム（カリフォルニア州）知事@CAgovernorに、トリー・レーンズの事件を見直し、恩赦を与えるよう要請する。彼の10年の刑は、欠陥のある証拠、政治的圧力、検察の偏見に基づいて決定された。正義は見出しに左右されるものではなく、公平でなければならない。トリー・レーンズを解放せよ」と綴った。

　また、火曜日に彼女は、「私たちは、トリー・レーンズの無実を証明する確固たる証拠を保有しており、36時間以内に公開する。彼の投獄を急ぐように呼びかけ、さらに悪いことに虚偽の証拠を流した者たちは、責任を問われる準備をしておくべきだ」と付け加えた。