2013/09/09
日常を鋭く切り出した歌詞の世界観と美しいメロディで人気急上昇中のロックバンド back numberが、9月7日に日本武道館での初ワンマンライブを開催。デビューから28か月で記念すべきステージに立った。
2011年にシングル『はなびら』でデビューし、ドラマ『スープカレー』や『高校入試』の主題歌にも起用されるなど、地道に知名度を高めてきている彼ら。ロックシーンでは既に大きな評価を獲得しており、今年の夏は代表的なロックフェスに多数出演して各地で盛況を呼び起こした要注目の3人組だ。
中でも作詞作曲を手がける清水依与吏(vo,g)の紡ぎ出す詞世界やメロディには方々から絶賛が上がっており、トップシーンまで駆け上がっていくことを確実視する声も多い。この日開催された記念すべき初武道館ワンマンライブ【back number live at 日本武道館 -stay with us-】もチケットは即日ソールドアウトで9000人動員と、ロックシーンで鮮烈な活躍を見せている存在だ。
一方、ライブはほぼ定刻にスタートしたが、清水は序盤から「さぁ、始まったね。俺たちの人生で一度しかない、初めての武道館……。俺たちがback numberです!」と感慨深そう。これまで発表してきた片想いの歌や悲恋のバラードを芯のある声量で歌い上げれば、「back numberを見つけてくれて、本当に感謝しています」と瞳を輝かせながら観衆を見渡していく。
また、各メンバーの両親も来場していたそうで、小島和也(b,cho)は話題に上がった母が客席から振りまくるサイリウムの光を見て恥ずかしそうに笑う。さらに栗原寿(dr)が「お前ら最高だゼ!」と普段のライブでは見せない一面を覗かせて清水にツッコまれるなど、軽妙で笑いのあるMCは相変わらずだ。そして中盤には、YUKIやエレファントカシマシを手がけたことでも知られている名プロデューサー 蔦谷好位置と初めてタッグを組んだ最新シングル『高嶺の花子さん』も披露された。
終盤には真骨頂である片想いソングが続いた本編を、“スーパースターになったら 迎えに行くよきっと”という今回のシチュエーションにぴったりな名曲にして、バンド結成のきっかけになった気持ちを歌った「スーパースターになったら」で締めくくった彼ら。アンコールでは「これは俺たちを支えてくれるあなたたちの歌です」と、会場に集まったファンやスタッフをはじめ、これまで支えてくれた全ての人たちへ「ささえる人の歌」を贈り、最後の最後まで全力を出し切って初の大舞台の幕を下ろした。
なお、本編の終盤に清水は「絶対、東京ドームまで連れて行きます!」と宣言していたが、back numberの本格ブレイクはもうそこまで迫っているとしても過言ではないだろう。彼らは10月に東名阪でファンクラブ限定ライブを開催し、年末には【COUNTDOWN JAPAN 13/14】に出演することも決定している。
◎【back number live at 日本武道館 -stay with us-】
2013/09/07(土) at 日本武道館
セットリスト:
01.半透明人間
02.こぼれ落ちて
03.そのドレスちょっと待った
04.日曜日
05.わたがし
06.思い出せなくなるその日まで
07.春を歌にして
08.はなびら
09.bird's sorrow
10.平日のブルース
11.高嶺の花子さん
12.恋
13.幸せ
14.風の強い日
15.stay with me
16.重なり
17.青い春
18.スーパースターになったら
En1.リッツパーティー
En2.ささえる人の歌
En3.花束
En4.海岸通り
◎back number ライブ情報
ファンクラブ会員限定ライブ【one room party vol.1】
10月4日(金) 名古屋CLUB QUATTRO
10月7日(月) 大阪BIG CAT
10月10日(木) 赤坂BLITZ
【ミュージックドラゴン LIVE 2013】
11月9日(土) 横浜アリーナ
出演:HY、ゴールデンボンバー、back number、and more
【COUNTDOWN JAPAN 13/14】
12月28日(土)、29日(日)、30日(月)、31日(火)
幕張メッセ国際展示場ホール1~8、イベントホール
※back numberの出演は、上記の日程のいずれか1日
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