2013/09/06 11:00
カリフォルニア州出身のヘヴィメタル・バンド、アヴェンジド・セヴンフォールドの6thアルバム、『ヘイル・トゥ・ザ・キング』がNo.1デビューを果たした9月14日付アルバムチャート。
アヴェンジド・セヴンフォールドにとっては、前作の『ナイトメア』(2010年)に続く連続首位獲得で、TOP10入りは2007年にリリースされた4thアルバム『アヴェンジド・セヴンフォールド』の4位から3作連続となる。初動枚数が16万枚と自己最高記録を更新し、アメリカのみならず、UK、カナダ、アイルランドでもNo.1デビューを果たし、8ヶ国でTOP5入りを果たした。6月にリリースされた先行シングル「ヘイル・トゥ・ザ・キング」のビデオが人気を集めたことや、リリース前に全曲試聴を期間限定で配信したこと、またiTunesでは本作を予約注文することで、先行シングル「ヘイル・トゥ・ザ・キング」が無料でダウンロードできるなどのプロモーションを積極的に行ったことも、セールスに繋がったと思われる。9月はロック・フェスティバルへの参加等も決定していて、昨年に引き続き日本での来日公演も期待される。
2週にわたって首位を死守したルーク・ブライアンの「クラッシュ・マイ・パーティー」は2位に後退したが、3週目にして10万枚を売り上げている。3位には、デトロイト出身のラッパー、ビッグ・ショーンが初登場。2011年にリリースされたデビュー盤『ファイナリー・フェイマス』に続き、2ndアルバムである本作『ホール・オブ・フェイム』も連続で3位デビューとなった。初動枚数は前作を超え、1週で7万枚を超えるヒットを記録、R&Bチャート、ラップ・アルバムではNo.1デビューを果たした。リル・ウェインをゲストに迎えた先行シングル「ビウェアー」がHOT100チャート38位、ラップチャート8位をマークするヒットとなり、また、昨年200万を超える大ヒットを記録した、ジャスティン・ビーバーの「アズ・ロング・アズ・ユー・ラヴ・ミー」にクレジットされたことからも、注目を集めたことで、セールスに繋がった。
続いて4位もラップ勢から初登場。スリー・6・マフィアのメンバー、ジューシー・Jの3rdアルバム、『ステイ・トリッピー』が65000枚を売り上げてデビューした。キャリア史上では、スリー・6・マフィアが2005年に大ヒットさせた『モスト・ノウン・アンノウン』の3位が最高位で、5枚がTOP10内にランクインしているが、ソロ名義では本作が初のTOP10入りとなる。前作の106位から大きく順位をアップさせ、ラップチャート、R&Bチャートでは、3位のビッグ・ショーンに続く両チャート2位を記録、初動枚数ももちろん、自己最高となる。ウィズ・カリファやエイサップ・ロッキー、クレイショーンらが参加し、若い世代のリスナーから注目されたということが、ヒットの要因だろう。
8位にデビューしたのは、カントリーグループ、アラバマのトリビュート・アルバム『アラバマ&フレンズ』。2位にランクインしているルーク・ブライアンや、今年最もブレイクした新人、フロリダ・ジョージア・ライン、ベテランではケニー・チェズニー等、人気のカントリー・アーティストがそれぞれアラバマの楽曲をカバーしたコンピレーションで、内2曲はアラバマの新曲が収録されている。アラバマ名義では、カントリーチャートで8作のNo.1を獲得しているも、Billboard200では、本作が2枚目のTOP10入りとなる。
先日行われたVMAの効果で、ジャスティン・ティンバーレイクの『20/20 エクスペリエンス』が先週の22位から6位に、ブルーノ・マーズの『アンオーソドックス・ジュークボックス』が18位から9位にジャンプアップした。
TOP10以下では、19位にスペインのイケメン・ラテンシンガー、アレハンドロ・フェルナンデスの『コンフィデンシャス』が初登場。4年ぶり、15作目のスタジオアルバムで、ラテン・アルバムではNo.1に輝いた。
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