2010/12/07 00:00
『AMERICAN IDOL』の出身者が、果たしてグラミー賞を受賞するに相応しいアーティストに育つのかどうかは疑問だという意見が出たとしたら、その否定的な考えにはADAM LAMBERTが真っ向から挑み実力を示してくれるだろう。
番組の第8シーズンで準優勝に輝いたLAMBERTは、来年2月に発表されるグラミー賞のノミネート候補に上がり、過去に同候補として名を連ねたKELLY CLARKSON、CARRIE UNDERWOOD、FANTASIA、JENNIFER HUSDONといった番組出身者の仲間入りを果たすこととなった。今回LAMBERTがノミネートされたのは、2009年のデビュー作『FOR YOUR ENTERTAINMENT』からのセカンド・シングル「WHATAYA WANT FROM ME」での“BEST MALE POP VOCAL PERFORMANCE”だ。このシングルはもともとP!NKが自らのためにMAX MARTINとSHALLBACKと組んでき上げた作品だったが、楽曲に惚れ込んだLAMBERTが自分の曲としてレコーディングすることになったという経緯がある。
過激なグラム・ロッカーさながらのLAMBERTが今回のグラミー賞へのノミネートを知ったのは、パリに滞在している時だったという。『THE HOLLYWOOD REPORTER』誌によると、朝にマネージャーから起こされて知らせを聞いたLAMBERTは、「いつもは1杯のコーヒーで目覚めるんだけど、このニュースはコーヒーよりも遥かに眠気を吹っ飛ばす効果があったよ。ものすごく興奮しちゃって、友人や家族からは続々と祝福のメールが届いたんだ」とコメントしている。
もちろんツイッターでの反応もすごく、仲間のアーティスト、ファン、一般のリスナーなどからノミネートを喜ぶ声が多数寄せられ、大成功したワールド・ツアーを終えて休暇中のLAMBERTを大いに喜ばせたようだ。
この1年、RCA RECORDSで最もブレイクしたアーティストの1人として名を馳せたLAMBERTは、フル・アルバム、リミックス・アルバム、アコースティックEPを累計で100万枚以上を売り上げる実績を残し、もはや“AMERICAN IDOLの出身者”という肩書きなど必要のないキャリアを確実なものにしている。
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