Billboard JAPAN


NEWS

2025/01/14 11:30

ザ・ウィークエンド、LA山火事の影響で最新AL『ハリー・アップ・トゥモロー』発売延期&リリース記念ライブを中止

 ザ・ウィークエンドが、米ロサンゼルスで発生中の山火事を考慮し、ニュー・アルバム『ハリー・アップ・トゥモロー』のリリースを延期した。また、現地時間2025年1月25日に予定されていたローズ・ボウルでのアルバム・リリース・ライブの中止を発表した。

 ザ・ウィークエンドは、現地時間1月13日にインスタグラムへの投稿でファンにこのニュースを伝えた。「ロサンゼルス郡の人々への敬意と配慮から、ローズ・ボウルでのライブを中止にし、アルバムの発売日を2025年1月31日に延期することにしました」とこのメッセージには綴られている。

 さらに彼は、「この街は常に私にとって深いインスピレーションの源であり、この困難な時期に影響を受けたすべての人に思いを寄せています。私の目的は、これらのコミュニティの回復を支援し、復興に向けてその素晴らしい人々を援助することに変わりありません。愛を込めて、エイベル」と続けた。

 2020年に米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”を制した『アフター・アワーズ』、そして2022年の『ドーンFM』に続く、ザ・ウィークエンドのアルバム3部作の最終章となる『ハリー・アップ・トゥモロー』は、当初1月24日にリリースされる予定だった。また、翌日にはパサデナのローズ・ボウルで【One Night Only】と題したパフォーマンスでリリースを祝う予定だった。米NBC4ロサンゼルスによると、アリーナでは現在、火災で被害を受けた住民のための寄付の受付が行われている。

 チケットマスターを通じてチケットを購入したファンは、自動的に払い戻しを受けることができる。一方、サードパーティの販売業者から座席を購入した場合は、購入先に問い合わせる必要がある。

 ザ・ウィークエンドの発表は、パシフィック・パリセーズで風による火災が発生し、消防隊が消火活動をするよりも早くロサンゼルス全域に急速に広がってから約6日後のタイミングだった。米CNNによると、その後もハリウッド・ヒルズ、パサデナ、アルタデナ、シルマー、カラバサスなど複数の地域で火災が発生。数万人が避難を余儀なくされ、無数の建造物が全焼し、計38,549エーカーの土地が焼失した。この被害により少なくとも24人が死亡したと報じられている。

 ザ・ウィークエンドのコンサートは、山火事の影響で中止となった米ロサンゼルスで開催予定のイベントの一つとなった。他にも、複数のライブや【グラミー賞】授賞式前日のパーティーがキャンセルされている。【グラミー賞】自体は、現地時間2月2日にクリプト・ドットコム・アリーナで開催予定だが、【クリティックス・チョイス・アワード】は1月12日から1月26日に延期された。

ザ・ウィークエンド その他の画像・最新情報へ

関連商品