2013/08/13
映画『歌藝~終り無きわが歌の道』の公開やその映画のアルバム『シネマ・ソング・ブック』の配信開始。そして2枚組CD『歌の金字塔』などリリースラッシュが続いている昭和の国民的大スター、三波春夫。8月からヒット曲の数々から全50曲がiTunesで配信がスタートし大きな話題を呼んでいる。
今回特選された50曲にはデビュー・ダブル・A面シングル(1957年6月)の「チャンチキおけさ」「船方さんよ」を皮切りに「大利根無情(1959年)」「一本刀土俵入り(1960年)」や東京オリンピックを大いにもり立てた「東京五輪音頭(1964年)」や高度成長のシンボル大阪万博のテーマ曲「世界の国からこんにちは(1967年)」そしてライフワークと言われる長編歌謡浪曲「元禄名槍譜 俵星玄蕃(1964年)」、「おまんた囃子」(1975年発表、50万枚を越えるヒット)などなどヒット曲がこれでもかというボリュームで配信されている。
さらにハウスミュージックやジュリアナ出演など新ジャンルに果敢にチャレンジした90年代に発表した「HOUSEおまんた囃子」「HOUSE五輪音頭」や「恐竜王物語」、「シャンプー音頭」なども含まれている。50曲中43曲が初のPC配信となっているのもファンにはうれしい企画だろう。
発売当時を偲ばせるアートワークやアーティスト写真をふんだんに使用し、そのノスタルジックな色調やデザインが時代の雰囲気を醸し出し、往年のファンには懐かしさをそして若いファンにも新鮮なインパクトを与えている。
生誕90年である本年、精魂をこめた長編組曲アルバム『平家物語、全三巻(1994年、2時間25分)』や、芸能生活50周年の集大成『大忠臣蔵(全10曲、3時間半)』の配信なども予定されているとのこと。
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