2013/08/12
8月10日、11日にかけて【SUMMER SONIC 2013】が千葉・QVC マリンフィールド&幕張メッセと大阪・舞洲サマーソニック大阪特設会場で開催された。
東京会場、初日から記録的な猛暑の中、マリンフィールドに設営されたMARINE STAGEではONE OK ROCK~マキシマム ザ ホルモンと国内バンドからフォール・アウト・ボーイ、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインとずっしりとした重量級パフォーマンスが繰り広げられ、幕張メッセのMOUNTAIN STAGE、SONIC STAGEでも昼前おかフィドラーのおバカステージ、要注目グループ、チャーチズ初来日公演、UKからの超新星、ジェイク・バグと新世代の凄まじいアクトが展開。
残念ながら初日のMOUNTAIN STAGEトリを務める予定だったビーディ・アイがギタリスト、ゲム・アーチャーの怪我の為、開催直前に出演キャンセルとなったものの、ステレオフォニックスが完璧なロックンロール・ショーで締めくくり、MARINE STAGEはヘッドライナーでもおかしくないリンキンパークがヒット曲のオンパレードでこの日の重量打線ラインナップを引き継ぎ、綺麗な弧を描く満塁ホームランを打ち、トリのメタリカが安定感ある鋼鉄サウンドでダブルアンコール、圧巻の2時間半のほぼフルセット・パフォーマンスで初日はフィナーレ。
2日目は波乱の幕開けとなった。MOUNTAIN STAGEのトップバッター、ももいろクローバーZにはこのステージは小さすぎた。彼女たちの現在の勢いはもう幕張メッセでは収まりきれないのだ。早々に入場規制となる中、駆け付けたオーディエンスに熱狂のパフォーマンスを見せつけた。SONIC STAGEでもキャピタル・シティーズ、ザ・ロイヤル・コンセプト、ピースと海外から新しい風が吹き荒れる。
SONIC STAGEは昨日と変わって色とりどりのアーティストがラインナップされ、“U2の再来”と呼び名の高いイマジン・ドラゴンズがスタジアム・ロックを叩きつけ、ジョン・レジェンドがその歌声で猛暑を和らげる。続くスマッシング・パンプキンズが圧倒的な音像を生み出し、新旧のヒット曲を炸裂させた。
MARINE STAGEトリ前となったMr.Childrenは重なる音響の不具合にも「トラブル大好き!」とそれすら演出に書き換え、終始大合唱で国民的ロック・バンドであることを証明してみせた。そして、2日間の大トリとなったのは、今年1月の単独公演でさいたまスーパーアリーナをソールドさせたミューズ。サマソニ第1回目のトップバッターを務めた彼らはモンスター・バンドとなって帰ってきた。映像・照明と圧巻のパフォーマンスでロック・ファン歓喜に導き、灼熱の2日間に最高の終止符を打った。
ビルボードジャパンでは今週、ヘッドライナーはもちろん、編集部が独自の観点でピックアップした出演の白熱ライブ・レポートを特集ページで掲載。そちらも是非ご覧いただきたい。
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