2013/08/02
3週目にして、未だ8万枚をセールスするジェイ・Zの『マグナ・カルタ...ホーリー・グレイル』が2位にダウンし、新たなNo.1に輝いたセレーナ・ゴメス。3作のサウンドトラック・アルバム、4曲のシングルを含め、ビルボードチャートでNo.1を獲得するのは、本作が初めてで、セールスも1週で10万枚を突破した。先行シングルとしてリリースされた「カム・アンド・ゲット・イット」(今週16位)が大ヒットし、iTunesチャートではNo.1を獲得、プロモーションも大々的に行ったことから、アルバムもヒットに至った。また、アルバムをプロモーションするため、50都市以上まわる世界ツアーを発表しているセレーナ。国内盤は9月末にリリース予定で、日本への来日プロモーションも期待できそうだ。
2位に後退したものの、首位との差は約1万枚。ジェイ・Zの『マグナ・カルタ...ホーリー・グレイル』がミリオンに認定されるのは間もなくで、先行シングル「ホーリー・グレイル」も今週、7位にアップしている。先週の8位から3位に上昇したのは、ディズニー・チャンネルのTV映画、『ティーン・ビーチ・ムービー』のサウンド・トラック。アメリカではこの夏、最もヒットしている番組で、 オリジナルミュージカルとそのストーリーを彩る音楽が収録されている。日本では、7月20日にディズニー・チャンネルで初放送された。
5位にデビューしたのは、ジェニファー・ロペスの元旦那であるマーク・アンソニーの11作目のスタジオアルバム、『3.0』。TOP10入りを果たしたのは、2002年にリリースした『メンデッド』(3位)以来、実に11年ぶりで、前作の11位から大きくアップした。本作は全曲スペイン語で歌われていて、夏らしいラテン・アルバムに仕上がっている。スパニッシュ・アルバム、ラテン・アルバム、トロピカル・アルバムの3チャートでは、No.1デビューを果たした。
シングルのヒットを受けて、未だアルバムチャートでもTOP10内にランクし続ける、フロリダ・ジョージア・ラインとイマジン・ドラゴンズが続き、8位にはメタルコア・バンドのウイ・ケイム・アズ・ロマンスが初登場。彼らにとって3作目となるスタジオアルバムが、初のTOP10入りを果たし、初動枚数も前作を大きく上回るセールスを記録した。
続いて9位も初登場。ラッパーのリル・ウェインが在籍する、ヤング・マネーとキャッシュ・マネー・レコードのアーティストが終結した、リッチ・ギャングのコンピレーションアルバム、『リッチ・ギャング』が3万枚を獲得してデビュー。リル・ウェインを筆頭に、リック・ロス、クリス・ブラウン、ニッキー・ミナージュ、ケンドリック・ラマー、フューチャーといった今を彩るブラック・ミュージックの核が集結している。
TOP10以下では、14位にエドワード・シャープ・アンド・マグネティック・ゼロズの3rdアルバム『エドワード・シャープ・アンド・マグネティック・ゼロズ』、19位にザ・ローリング・ストーンズの『ハイド・パーク・ライヴ』が初登場した。
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