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2024/08/21 14:00

<ライブレポート>Number_i、初の日本フェス出演で熱気溢れるパフォーマンス【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024】

 Number_iが、8月11日(日・祝)に開催された【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 supported by au】(以下、RIJF)に出演した。

 今年1月1日に「GOAT」で鮮烈なデビューを飾ったNumber_i。4月には世界最大級の音楽フェス【コーチェラ2024】に「88rising Futures」の一組として出演、5月27日にリリースした1stミニアルバム『No.O -ring-』は、総合アルバム・チャート“Hot Albums”で首位を獲得するなど、国内外で快進撃を続けている。

 そんな彼らの日本初フェス出演となったのが今回のRIJFだ。強い日差しが差し込む真昼のGRASS STAGEには、彼らの登場を今か今かと待つファンと、おそらく彼らのパフォーマンスを初めて見るであろう大勢のオーディエンスが詰めかけ、後方まで超満員となっていた。

 グループのロゴが添えられたオープニングムービーが流れ、メンバーの平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太が登場すると、客席からは待ってましたと言わんばかりの大歓声が巻き起こる。平野が「今日はみなさんと最高の夏にしたいと思ってます!」と威勢よく挨拶し、ライブは「GOAT」からスタート。サビの〈GOAT〉のリフレインに合わせてステージいっぱいに拳が突き上がる。

 1曲目からフルスロットルの激しいパフォーマンスでオーディエンスの視線をくぎ付けにすると、その勢いのまま「SQUARE_ONE」に突入。ステージはどんどん熱気を帯びていく。このまま攻撃的なモードでライブは進行するのかと思いきや、続けて披露されたのは「No-Yes」。今度は軽やかなシンセ・ポップで、ラフな魅力を振りまいていく。ステージの左右に伸びた花道を渡り、積極的にオーディエンスとコミュニケーションをとる3人の姿からは、初の日本のフェス出演を心から楽しんでいる様子がうかがえた。

 MCパートでは、ステージを見回しながら「すごい数!」と驚き、「僕たちの曲を知らない人もいるかもしれないのにノってくれて!」(神宮寺)と嬉しさをあらわにした。また、真昼の野外ステージだからお客さんの顔がよく見えるという話から、「もう何人かメイク崩れてない!?」(平野)と、夏フェスならではの話題に。その流れで平野は「今日はすっぴんになった人が勝ちですよ!」と、さらにオーディエンスを焚き付けた。

 水分補給を兼ねた乾杯から、ライブは中盤戦へ。岸が「夏にぴったりなチルい曲」と前置きして始まったのは「Banana (Take It Lazy)」だ。3人だけでリラックスなムードを演出し、序盤の熱さをクールダウンした。続く「Blow Your Cover」では、スタンドマイクを使いながらシックなダンス&ボーカルで魅了。 岸が「まだまだ!」と煽り突入した「FUJI」では、3人がステージの下手、中央、上手に広がり、ステージ全面を盛り上げる。地鳴りのようなベースとエッジの効いた声色が、ますますステージの温度を高めていく。

 目まぐるしく展開する曲調とダンスでオーディエンスを翻弄した「BON」から、再び「GOAT」を披露すると、ステージはさながらワンマンのアンコールのような盛り上がりに。そんな熱狂の最中、ラストソングに選ばれたのは「i」だ。「日常に上手く馴染めない、そんな方の背中を押すような曲です」(平野)という曲紹介の通り、未来を明るく照らしてくれるような、ゴスペル風の楽曲だ。ハピネスフルな雰囲気のなか、客席に語りかけるように歌を届けるメンバーたち。最後は「ありがとうございました! 最高の思い出になりました!」と達成感いっぱいの笑顔でステージを去っていった。

Photo:ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024


◎公演情報
【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 supported by au】
2024年8月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日・祝)、12日(月・振休)
千葉・千葉市蘇我スポーツ公園

<セットリスト(Number_i)>
1. GOAT
2. SQUARE_ONE
3. No-Yes
4. Banana (Take It Lazy)
5. Blow Your Cover
6. FUJI
7. BON
8. GOAT
9. i

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