2013/07/24 17:59
映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』の主演で有名なイギリスの人気コメディアン、サシャ・バロン・コーエンが、近々伝記映画の公開が予定されているクイーンのシンガー、フレディ・マーキュリーの役を降りた。
“Deadline.com”の報道によると、同俳優はクリエイティブ面での不一致を理由に、2010年に発表された同プロジェクトから手を引いたとのことだ。
エキセントリックな喜劇役者であるコーエンは、クイーンの今や伝説となった1985年の【ライブ・エイド】ベネフィット・コンサートの頃のフレディを演じたかったとのこと。しかしプロジェクトが進むにあたり、フレディをどのように描くかについて緊張が生じたという。コーエンは、1991年にエイズに倒れた亡きロッカーの核心に迫る、より暗い描写を望んだものの、映画製作側をはじめクイーンのメンバーでさえもバンドの最盛期を描いた、よりファミリー向けの表現にしたいとしたようだ。
外見がフレディ・マーキュリーに似ているうえ、映画『レ・ミゼラブル』で魅せた歌唱力も持ち合わせているコーエンのキャスティングは、誰もが納得できるものだった。
コーエンは、この映画を成功させるためにと脚本家のピーター・モーガンをはじめ、監督のデヴィッド・フィンチャーやトム・フーパーを引き込んだにもかかわらず降板した。プロデューサーらはフレディを演じる別の役者を探そうと動き出しているようだ。
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