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2024/06/22 12:00

<わたしたちと音楽 Vol.40>ゆりやんレトリィバァが語る、アンチコメントとの向き合い方

【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】(WIM)の日本版実施に伴い展開されている、独自の観点から“音楽業界における女性”にフォーカスしたインタビュー連載『わたしたちと音楽』。Vol.40となる今回は、お笑いの数々の賞を総なめにし俳優やラッパーとしても活躍する、ゆりやんレトリィバァが登場した。

 “女性”芸人とカテゴライズされることについてはポジティブに捉えているそうで、「逆にラッキーやなと思っていますね。男性が多い中に女性が1人だと、目立てるじゃないですか。でもそれが特別なことじゃなくなってくれば、わざわざ“女性”とつけなくなるのかもしれないですね」と話した。

 「今とっても働きやすい」と前置きした上で、「でも女性は出産するとなったら、肉体的にどうしても休まないといけない時期ってあるじゃないですか。そういうときのために撮り溜めとかしておいて、ちゃんとギャラが入ってくるみたいにはなるといいですよね」と今後エンタメの世界で女性がさらに活躍するために必要な取り組みについても語った。

 また、お笑いの価値観がここ数年で変わってきたのを実感していると説明。「今は自虐的なコメントをすると、お客さんが“ここは笑ったらあかん”というムードになっているのがわかります。私も“ウケないからやめよう”というだけじゃなくて、自分や他人の容姿に対してネガティブなコメントをするのは“人として、ひどいからやめよう”と思うようになっているんですよね。自分の気持ちも変化しています。そうやってアンチコメントをネタにしていくうちに、“ゆりやんにアンチコメントしても、それをネタに賞レースで賞金稼がれるだけだ”と言われるようになりました(笑)」とネット上では容姿についての批判が大きく聞こえがちだが、劇場に足を運んでいる観客の反応は10年前と全く違うと明かした。

 インタビュー全文は特集ページにて公開中だ。また、【ビルボード・ジャパン・ウィメン・イン・ミュージック】の特設サイトでは、これまでのインタビューやプレイリストなどをまとめて見ることができる。

 2007年からアメリカで開催されている【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】は、音楽業界に貢献した女性を表彰するアワードで、2023年版は3月に実施された。日本では、インタビューやライブ、トークイベントといった複数のコンテンツから成るプロジェクトとして2022年秋にローンチした。

Photo:Megumi Omori

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