2013/07/18
U2のボノが7月16日、パリで開催されたセレモニーにてフランスの最も名誉ある文化勲章を受賞した。同国の文化大臣、オレリー・フィリペティが、ボノのアートと慈善活動に対する功績を認めた。
フランス南部のニース付近で時々生活しているアイルランド人のボノは、「ひとりのアーティストとしてフランスから栄誉を授かることは、言い表せないほど特別なことだ」と話している。
フィリペティは、ボノのONEチャリティーを通じアフリカのために行なっている大規模な慈善事業を称え、「音や言葉を越え、正義のために自身の名声やキャリアを捧げてくれました」とコメント。この栄誉をU2のバンドメンバーに代わり受け取ったボノは、「これは僕にとって大きな名誉だが、実際にはバンドのものだ。僕は一番のビッグマウスで大きな声を持っているけど、音楽はバンド全員で生み出しているんだ」と語った。
ボノは芸術文化勲章の最新受章者となり、ショーン・コネリーやマイケル・ケイン、デヴィッド・ボウイ、そして今年2月に授与されたブルース・ウィリスなど、俳優や音楽界のレジェンドに新たに加わった形だ。
U2のフロントマンであるボノは、音楽と慈善事業の両方で広く認められており、これまでにも2003年にジャック・シラク前仏大統領からレジオンドヌール勲章を与えられたほか、2007年には英女王エリザベス2世より大英帝国勲位・ナイトの称号を受け取っている。
15日、ボノはニースで行なわれたアイルランド人作家、ジェイムズ・ジョイスを称える記念碑の除幕式にも参加していた。記念碑は同作家が1922年に『フィネガンズ・ウェイク』を書き始めたホテルにある。
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