2013/07/10
国内洋楽チャート3連続首位をキープ中だった新人ガールズ・デュオ ボーイがその座を明け渡したのは、同じくニュー・カマー、7月3日にアルバム『ロング・ウェイ・ダウン』で日本デビューを果たしたトム・オデールだった。
英国出身、現在22歳の新人シンガー・ソングライター トム・オデールは、その年最も活躍が期待される新人に贈られる“ブリット・アワード・クリティックス・チョイス賞”を受賞したことで一躍注目を浴び、デビューアルバムの『ロング・ウェイ・ダウン』が見事全英No.1獲得。今、世界から最も熱視線を集めているアーティストの一人である。
アルバムからのリード・シングルである「ホールド・ミー」は、英国紙から「心を惹きつける生命力に満ちた声」などと絶賛されているオデールのファルセットを利かせた美しい歌声とエモーショナルなピアノ・サウンドで綴る、激しくドラマチックなラブソングだ。オデールは今月末に開催される【FUJI ROCK FESTIVAL’13】への出演も決定しており、ラジオ各局のパワープレイは、今後も続くことが予想される。
2位に続いたのは、先日初来日を果たし“和太鼓パフォーマンス”を行ったことでも話題となった米・ラスベガス出身のロックバンド イマジン・ドラゴンズ「イッツ・タイム」。先週の15位からジャンプアップを果たした同曲は、7月17日に発売となる日本デビューアルバム『ナイト・ヴィジョンズ』からのリードナンバー。同アルバムは、全米、全英2位デビューという快挙を達成し、現在も全米ではTOP10圏内をキープ、今、世界で最も勢いのあるロック・バンドと言って良いだろう。「日本へ行くことは、バンド結成当時からの目標」と公言している彼らもまた【SUMMER SONIC 2013】への出演が決定しており、一週間後に控える日本デビューアルバムのリリース、そして再来日と追い風要素十分で、首位獲得もかなり現実味を帯びていると言っていいだろう。
3位には、再浮上を果たしたダフト・パンクの「ゲット・ラッキー feat. ファレル・ウィリアムス」、4位にはアルバムリリースが今月末に控えるバックストリート・ボーイズ「イン・ア・ワールド・ライク・ディス」と、日本でも根強いファンを持つ“中堅”2組がピッタリと続いているが、ニューカマーの勢いには一歩及ばずの結果となった。
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