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2013/07/03

ベネズエラの音楽フェス「エル・システマ・フェスティバル」が今秋開催、音楽は不幸を希望に変える。

 日本とベネズエラの外交樹立75周年を記念し、「エル・システマ・フェスティバル」が、10月東京芸術劇場にて開催される。

 「エル・システマ」とは、1975年からベネズエラで始まり、現在約35万人以上の青少年が参加している音楽教育システム。ベネズエラ政府の支援のもと、子供たちは無償で楽器と音楽指導を受けることができ、演奏技術の向上だけでなく、集団での音楽体験を通じて社会性を身につけるなど、犯罪や非行への抑止としても大きな注目を集めている。また、日本人アーティストのベネズエラ派遣や交流クリニックのほか、福島県相馬市にて“子どもオーケストラ”を設立するなど、国内でも様々な取り組みが行われている。

 生みの親であるホセ・アントニオ・アブレウ博士は、「音楽は不幸を希望に変える」と、音楽の可能性を追求し続けており、2012年にはノーベル平和賞にノミネートされたうちの1人。今回の来日時には、紙でヴァイオリンを作るなど様々な試みが予定されている。

◎公演情報
【エル・システマ・フェスティバル2013 in Tokyo】
日程:2013年10月10日(木)~12日(土)
会場:東京芸術劇場
出演:
管弦楽 エル・システマ・ユース・オーケストラ・オブ・カラカス(EYOC)
指揮  ディートリヒ・パレーデス(EYOC音楽監督・10/10、10/11公演)、レオン・ボットスタイン(10/12公演のみ)
独奏  萩原麻未(ピアノ)、エディクソン・ルイス(「エル・システマ」出身、コントラバス)、カリム・ソマザ(EYOC団員、クラリネット)

曲目:2013年10月10日(木)19:00
~日本ベネズエラ外交樹立75周年記念ガラコンサート~
藤倉大:Tocar y Luchar(奏でよ、そして闘え)
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K.622(独奏:カリム・ソマザ)
モーツァルト:木管楽器のための協奏交響曲 変ホ長調 K.297b
マッティンソン:コントラバス協奏曲 (独奏:エディクソン・ルイス) 

2013年10月11日(金)19:00
ヴェルディ:「運命の力」序曲
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調op.64(ピアノ:萩原麻未)
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 op.64

2013年10月12日(土)19:00
ヴェルディ:「運命の力」序曲
モーツァルト:木管楽器のための協奏交響曲 変ホ長調 K.297b(独奏:後日発表)
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 ハ長調 op.60「レニングラード」

写真:Nohely Oliveros(エル・システマ・ユース・オーケストラ・オブ・カラカス)、Akira Muto(萩原麻未)

More Info:
http://www.kajimotomusic.com/jp/concert/k=388/

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