2024/02/12
マシュー・ヴォーン監督が映画『ARGYLLE/アーガイル』で俳優デビューしたデュア・リパのキャスティング秘話を明かした。
デュアは【第96回アカデミー賞(R)】で多数ノミネートされている『バービー』にマーメイド・バービー役としてカメオ出演し、スクリーンデビューを飾っているが、彼女の実質の映画デビューはヴォーン監督が直々にキャスティングを決め、先に撮影を開始していた本作だ。
デュアが演じるのは、謎のスパイ組織の正体に迫る大人気スパイ小説『アーガイル』の主人公であるエージェント・アーガイル(ヘンリー・カヴィル)の宿敵でゴージャスでダークな魅力を放つ国際テロリストのルグランジュ役だ。この役柄には「セクシーかつダークであること」に加えて、「ハンサムで角刈りが良く似合うヘンリー・カヴィルと渡り合えること」「古典的なスパイの世界観を体現できる人物であること」「一見しただけで誰だかわかること」「グラマラスであること」という、多岐にわたる厳しい条件が求められていた。
そんな中、ヴォーン監督の目に飛び込んだのが、TVトークショーに出演していたデュアの姿。ヴォーン監督は「娘達からデュア・リパの音楽については聞いていた。ある日、彼女がトークショーに出演しているのを見た。誰でも着こなせるわけではないヴァレンティノの美しいドレスを纏っていた。一歩間違えればクリスマスツリーの飾りに見えてしまうような衣装だったけれど、とてもグラマラスに着こなしている彼女を見て、まさに私達が探していた人物像だと思った」と、一目で惚れ込んだことを告白。「いざ撮影が始まれば、常に時間を守って全力で取り組む真のプロだと分かったし、素晴らしい演技を見せてくれた。一緒に作品を作れて嬉しく思う」と、俳優として新たな表情を見せるデュアを大絶賛した。
「とても嬉しかった半面、未経験のことなので緊張もした」と撮影を振り返るデュアは、「マシューが概念という枠を押し広げていくのを見て、本当に感動した。本作には素晴らしい対比が描かれている。見事なスタントや戦闘シーンがある一方、ディスコ的な要素も織り交ぜられている。私はそういった対比表現が大好き」と、“奇才”と名高いヴォーン監督が本作に盛り込んだ独特の映画表現に触れた喜びを、興奮を交えて明かしている。
◎公開情報
『ARGYLLE/アーガイル』
2024年3月1日(金)より、全国公開
監督:マシュー・ヴォーン
出演:ヘンリー・カヴィル、ブライス・ダラス・ハワード、サム・ロックウェル、ブライアン・クランストン、キャサリン・オハラ、デュア・リパ、アリアナ・デボーズほか
配給:東宝東和
(C) Universal Pictures
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