2023/12/27 17:00
2023年12月27日公開(集計期間:2023年12月18日~12月24日)のBillboard JAPANストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で、Adoの「唱」が首位を獲得し、14連覇を達成した。
「唱」は、9月8日から11月5日まで開催されたユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィーン・イベントとのコラボレーション楽曲で、9月6日に配信開始。9月13日公開の当チャートで15位に初登場し、チャートイン3週目に初の首位を獲得。当週の再生回数は、前週比93%の9,707,241回を記録した。楽曲の再生回数から話題性の落ち着きは感じられるものの、同曲は12月31日放送の『第74回NHK紅白歌合戦』でも歌唱されることが決定しているため、番組放送後のチャート・アクションにも注目したい。なお、集計期間中である12月18日に放送された『CDTV ライブ!ライブ!クリスマス4時間半スペシャル』では同曲を含む計4曲を披露。同番組で披露された「向日葵」は当週96位に再浮上した。
2位は、8月31日より放送がスタートしたTVアニメ『呪術廻戦』「渋谷事変」のオープニング・テーマであるKing Gnu「SPECIALZ」。当週の再生回数は、前週比93%の8,335,064回をマークした。King Gnuは、同曲を収録した4年ぶりのアルバム『THE GREATEST UNKNOWN』を11月29日にリリースしており、12月4日放送の「CDTVライブ!ライブ!」での“King Gnuフェス”で披露した同アルバム収録曲「):阿修羅:(」のライブ映像をYouTubeにて期間限定で公開している。なお、同アニメは第2期の最終話が12月28日に放送される。
続く3位は、TVアニメ『【推しの子】』のオープニング・テーマであるYOASOBI「アイドル」で、当週の再生回数は前週比98%の8,127,176回を記録。4月12日の配信開始以降、数々の記録を打ち立ててきた同曲は、チャートイン30週目に当チャートでのストリーミング累計再生回数が史上最速で5億回を突破しており、自身4曲目の5億回を突破している。12月22日に第1クールラスト回が放送されたTVアニメ『葬送のフリーレン』オープニング・テーマ「勇者」は、前週に引き続き6位をマークした。なおYOASOBIは、集計期間中に『CDTV ライブ!ライブ!クリスマス4時間半スペシャル』『ミュージックステーション SUPER LIVE 2023』といった地上波の音楽番組でもパフォーマンスをしており、年末には『第74回NHK紅白歌合戦』にて「アイドル」を歌唱することが発表されている。そのほか、12月25日に放送された『YOASOBI18祭(フェス)』のテーマソングである「HEART BEAT」を12月26日に配信リリースした。
前週51週ぶりのトップ10入りを果たしたback number「クリスマスソング」は、当週5位に。当週の再生回数は、前週比132%の6,976,101回を記録した。また、マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」が前週38位から当週11位にジャンプアップ。同じく前週より順位を上げた26位のアリアナ・グランデ「サンタ・テル・ミー」、33位のback number「ヒロイン」、37位の桑田佳祐「白い恋人達」、53位のSEKAI NO OWARI「silent」のほか、59位のBoA「メリクリ」、77位の山下達郎「クリスマス・イブ」、100位のワム!「ラスト・クリスマス」といった楽曲が再浮上。冬の名曲がチャート・アクションを活性化させており、ホリデー・シーズン本番に向けた盛り上がりがチャートからも見受けられた。
◎【Streaming Songs】トップ10
1位「唱」Ado(9,707,241回再生)
2位「SPECIALZ」King Gnu(8,335,064回再生)
3位「アイドル」YOASOBI(8,127,176回再生)
4位「晩餐歌」tuki.(7,434,534回再生)
5位「クリスマスソング」back number(6,976,101回再生)
6位「勇者」YOASOBI(6,195,043回再生)
7位「ランデヴー」シャイトープ(6,005,405回再生)
8位「怪獣の花唄」Vaundy(5,742,731回再生)
9位「Subtitle」Official髭男dism(5,684,810回再生)
10位「花になって」緑黄色社会(5,208,634回再生)
※()内はストリーミング再生回数。
※総合ソング・チャート“Hot 100”のストリーミング指標と動画再生指標およびストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”では、一部サービスにおけるデータを無料ストリーミングと有料ストリーミングで分けて集計し、それぞれ異なる係数を乗じているため、再生回数の合算によるランキングとは異なる場合があります。
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