現地時間2023年12月14日、ビリー・アイリッシュが3rdアルバムの完成が近づいていることを明かした。

　米バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』（SNL）への出演を2日後に控えた木曜日、米トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』に立ち寄った21歳のアイリッシュは、兄でありプロデューサーのフィニアスとともに、次のアルバムの最後の仕上げを行っていると話した。「私たちが取り組んでいる新しいアルバムは、もうすぐ完成します」と彼女は司会者のジミー・ファロンに語り、スタジオの観客から即座に浴びせられた甲高い悲鳴を制止するために両手を上げた。「そう、いつか詳細を伝えられるようになるけど、今はこれ以上話さない」と彼女は付け加えた。

　またアイリッシュは公言しなかったものの、週末の『SNL』でどの曲を披露する予定なのかを、映画『バービー』のロゴがあしらわれたキャップを指差しながら予告した。彼女は、グレタ・ガーウィグ監督による映画のサウンドトラックに「What Was I Made For?」を提供し、数か月前に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で最高14位をマークしていた。

　【グラミー賞】受賞経験を持つアイリッシュは、「（ガーウィグ監督は、）“バービーの心情を表す曲が欲しい”と言いました」とフィニアスと一緒にこのバラードを制作した時のことをファロンに語った。「その言葉が私たちの心にずっと残っていました」と彼女は続けた。

　「（この曲は）自分がこれまで感じたことがないような方法で女性たちをひとつにしたような気がします」と説明すると、「それは私をすごくいい気分にさせてくれた」と述べた。

　先週初め、映画『バービー』は【ゴールデン・グローブ賞】で9部門にノミネートされた。＜最優秀オリジナル楽曲賞＞では、6曲の候補のうち3曲が映画『バービー』関連曲となっており、アイリッシュの「What Was I Made For?」に加え、デュア・リパの「Dance the Night」とライアン・ゴズリングの「I'm Just Ken」が候補に挙がっている。