Billboard JAPAN


NEWS

2023/10/13

ドレイク、数年ぶりに【グラミー賞】選考へ作品提出

 ここ数年間、【グラミー賞】のノミネーション選考に作品を提出していなかったドレイクだが、21サヴェージとのジョイント・アルバム『ハー・ロス』をいくつかの部門にエントリーしたことが明らかになった。

 米ビルボードが確認したところによると、『ハー・ロス』は2024年の【グラミー賞】の<年間最優秀アルバム>と<最優秀ラップ・アルバム>の部門に提出されたそうだ。このニュースは、米ハリウッド・リポーターが現地時間2023年10月11日に最初に報じており、アルバム収録曲の「Rich Flex」と「Spin Bout U」は、いずれも<年間最優秀レコード>と<年間最優秀楽曲>の選考にエントリーされた。さらに、「Rich Flex」は<最優秀ラップ・パフォーマンス>と<最優秀ラップ楽曲>、「Spin Bout U」は<最優秀メロディック・ラップ・パフォーマンス>などの部門のノミネート選考に提出された。

 ドレイクは、トラヴィス・スコットとの「Meltdown」やヤング・サグとの「Oh U Want」のコラボでもさらなるノミネートを獲得する可能性があり、これら2曲は<最優秀ラップ楽曲>と<最優秀ラップ・パフォーマンス>の選考にエントリーされている。

 2022年11月にリリースされた『ハー・ロス』は、2022年10月1日から2023年9月15日までが資格期間となる2024年2月4日開催の【グラミー賞】の対象となる。

 米ビルボードは、ドレイクと21サヴェージの代理人にコメントを求めている。

 ドレイクは過去に【グラミー賞】をボイコットしており、2022年4月に行われた【第64回グラミー賞】の最終投票において、ノミネート候補から外すよう彼のマネジメントがレコーディング・アカデミーに要請し、受理されていた。また、2022年に発表したアルバム『オネストリー、ネヴァーマインド』やそのシングルを今年2月に開催された授賞式に提出しなかった。しかし、フューチャーのアルバム『アイ・ネヴァー・ライクド・ユー』収録の「Wait For U」にゲスト参加したことで、<最優秀メロディック・ラップ・パフォーマンス>を受賞していた。

 ドレイクは、2020年にザ・ウィークエンド(現在は本名のエイベル・テスフェイで活動)のアルバム『アフター・アワーズ』がノミネートされなかったことを受け、【グラミー賞】を非難していた。ドレイクは当時、インスタグラム・ストーリーに「影響力の強い音楽とこれらの賞との間に生じているずれに対して、毎年ショックを受けてしまうことを、俺たちはやめるべきだと思う。かつては最も高い評価の現れだったものが、もう現在やこれからのアーティストにとっては無意味だってことをいい加減受け止めるべきだ」と書き込み、「態度を改めてくれるかもって期待するけど、全然変わらない親戚みたいなもんだな」と続けていた。

 なお、10月6日にリリースされた、ドレイクの最新アルバム『フォー・オール・ザ・ドッグス』は、2025年の【グラミー賞】の対象となる。

ドレイク その他の画像・最新情報へ

関連商品

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    <インタビュー>YUTA(NCT) ミニアルバム『Depth』に込めたソロアーティストとしての挑戦――「たくさんの経験があったから今がある」

  2. 2

    和楽器バンド、活休前最後のツアーが開幕 10年分の感謝をこめた渾身のステージ

  3. 3

    <インタビュー>米津玄師 新曲「Azalea」で向き合った、恋愛における“距離”――「愛情」の源にある“剥き身の生”とは

  4. 4

    <ライブレポート>ano「次に会う時まで必ず生きて」――ツアー追加公演完走、音楽でたどり着いた“絶対聖域”

  5. 5

    ロゼ&ブルーノ・マーズ、11/22大阪開催【MAMA】で「APT.」世界初披露へ

HOT IMAGES

注目の画像