2013/06/10 19:13
デトロイトで行なわれた【Orion Music + More】フェスティバルにて6月8日、イベントのホストを務めるメタリカが“Dehaan”というバンド名でサプライズ出演した。彼らは何の発表もなく夕方近くにステージに現れ、1983年のデビュー・アルバム『キル・エム・オール』の30周年記念パフォーマンスを行なったのだ。
ジェイムズ・ヘットフィールドは始まる直前、インスタグラムにステージ写真を投稿し、「俺の新しいお気に入りバンド、Dehaanに会うのが待ちきれないぜ。ステージに出てきたら最初に“俺たちが誰かわかるか?”って訊くヤツらさ。彼らはボルチモア出身なんだ。誰もアイツらのことは知らないさ、俺たち以外はな」と綴っていた。その後、メタリカは「ヒット・ザ・ライツ」含む10曲を、楽器の持ち替え以外ではほぼノンストップで55分近くのステージを披露した。
ロバート・トゥルージロは、故クリフ・バートンによる名曲「(アネシージア)-プリング・ティース」を巧みにプレイ。不意打ちを食らい、他の4つのステージから全速力でダッシュしてきた多くのファンたちは、「ウィップラッシュ」や「シーク・アンド・デストロイ」などの人気曲に加え、あまり演奏されることのない「ファントム・ロード」や「ジャンプ・イン・ザ・ファイアー」などが聞けることに感激していた。
ヘットフィールドは観客に「これがDehaanの最後の曲だ。みんなの応援に感謝する。またどこかで会えるといいな」と話すなど、あくまで“Dehaan”であることをコミカルに演じていたが、「メタル・ミリティア」をプレイし終えると、「俺達のサプライズに付き合ってくれてありがとう。次回は……(1997年の)『リロード』だな!」と話した。
【Orion Music + More】が開催されるまでの数日間、彼らはデトロイトのあらゆる場所に出没していた。ヘットフィールドとトゥルージロは5日夜にデトロイト・タイガース戦を観戦。バンドメンバー達は、デトロイト周辺の地下鉄エリアに無料チケットを隠している姿がインスタグラムで見られていた。また、4人のメンバー全員は7日、セント・アンドリュース・ホールでの前夜祭にてバロネスを紹介。フェス初日には、彼らはバンドを紹介するためにステージに登場し、ヘットフィールドは車やバイクに乗って現れ、ファンらと握手したり写真を撮るなどしていた。
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