2023/09/19
ファッションデザイナー、ジャンポール・ゴルチエを追ったドキュメンタリー映画『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』より、ナイル・ロジャースが出演する冒頭映像が彼の誕生日となる本日9月19日、Billboard JAPAN独占で解禁された。
ギタリスト/音楽プロデューサーのナイル・ロジャースは、1977年にベーシストのバーナード・エドワーズとともにファンク・バンド、シックを結成し「おしゃれフリーク(Le Freak)」「グッド・タイムス」などの世界的ヒット曲を輩出。1980年代には、デヴィッド・ボウイの『レッツ・ダンス』やマドンナの『ライク・ア・ヴァージン』などを手掛け、音楽シーンを牽引する名プロデューサーとして活躍。2013年にはダフト・パンクの「ゲット・ラッキー」に参加しミュージックビデオにも出演した。
映画『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』は、そんなナイル・ロジャースが音楽を担当したランウェイ・ミュージカル【ファッション・フリーク・ショー】の舞台裏に密着したドキュメンタリー映画だ。
【ファッション・フリーク・ショー】では、ゴルチエ本人が選曲したという1970~80年代の名曲が多数使用されており、その中にはシックの「おしゃれフリーク(Le Freak)」も含まれる。劇中でゴルチエが「“違い”とは特別であることだ。誰もがフリーク(変わり者)。美は至るところにある」と語っているように、“フリーク”というテーマを表現した同曲は映画でも繰り返し使用されている。
このたび公開された映像では、ファンキーなギターリフをBGMに、ゴルチエがナイル・ロジャースと喜びの対面をし、構想中の舞台のコンセプトを語る姿などが映し出されている。
なお、ナイル・ロジャースのオフィシャルインタビューも到着。【ファッション・フリーク・ショー】開催時に行われたもので、ゴルチエとの思い出を語っている。
――ジャンポール・ゴルチエとの出会いはいつですか?
「彼のファッション、そしてフランス的な不遜な態度に出会ったのは1980年代だね。彼のショーではふくよかな女性たちが登場していたので、気に入っていたんだ。当時それはちょっと珍しかったんだよ。彼のファッションは、ファッションの概念をはるかに超越していて、それはもう芸術だね」
――ゴルチエのなかでお気に入りの服を教えてください。
「私のジャケットかな。30年前の古いものもあるが、まだ完璧な状態なんだ。ちょっと前のビデオ撮影で、このジャケットのことを聞かれ、僕は『ゴルチエに決まっているじゃないか!』と答えたよ」
――「ファッション・フリーク・ショー」のチームに参加したきっかけは?
「ジャンポールが自ら誘ってくれたんだ。僕たちは、多数の音楽的な参考資料を共有していて、当時の知識に精通しているんだ」
――何が決め手となって「Yes」と言ったのでしょうか?
「彼の人柄、そして熱意。ジャンポールは1分間に何千ものアイデアを出す……まるで子供のようで、抱きしめたくなるんだ」
――彼との最高の思い出は?
「まだこれからできるといいな。ショーの内外で、沢山の楽しい時間を共有してきたよ。40年前に僕が書いたシェイラ(フランスの歌手)の『Spacer』を共に聴くことができたのは信じられなかったよ」
――観客に一言お願いします。
「ファッションと音楽は相性がよく、翻訳が必要ない。それは「ファッション・フリーク・ショー」にも言えること。誰であろうと、これは君のためのものだよ!」
ドキュメンタリー映画『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』は、9月29日よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、新宿シネマカリテほか全国公開予定。
◎映画情報
『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』
9月29日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、シネマカリテほか全国公開
配給:キノフィルムズ
出演:ジャンポール・ゴルチエ、マドンナ、カトリーヌ・ドヌーヴ、ロッシ・デ・パルマ、ナイル・ロジャース、マリオン・コティヤール
監督:ヤン・レノレ
(c) CANAL+ / CAPA 2018
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