2013/06/07
ジェファーソン・エアプレインで1970年から72年までドラマーを務めたジョーイ・コヴィントンが、6月4日にパームスプリングスで自動車事故を起こし、亡くなっていたことが明らかになった。67歳だった。
彼の死亡は5日、ジェファーソン・スターシップのフェイスブックにあがった記事にて伝えられたが、そこにはシンプルに「ジョーイ、安らかに眠れ」とだけ書かれていた。
地方紙デザート・サンによると、パームスプリングス在住のコヴィントンは自身のホンダ・シビックでサウス・パーム・キャニオン・ドライブとベラルド・ロード付近の壁に突っ込んだとのこと。シートベルトは着けていなかったようだ。事故当時、近くのホテル宿泊客が蘇生を試みたがダメだったとのこと。警察はアルコールやドラッグを摂取した疑いはないとしている。
マコーミックズ・クラシック・カー・オークションズのオーナーで友人のキース・マコーミックが言うには、コヴィントンの内縁の妻は脳卒中か心臓発作が事故を招いたのだろうと考えているようだ。
1970年代に幾つかのサンフランシスコ・ベイエリアのバンドで活躍したコヴィントン。70年のヒット曲「アー・ユー・レディ?」で知られるパシフィック・ガス&エレクトリックで初めてドラムを叩いた後、ジェファーソン・エアプレインに加入。その後はヨーマ・コウコネン、ジャック・キャサディ、ポール・カントナーをフィーチャーしたサイドプロジェクト、ホット・ツナにも参加した。
独学で学んだというコヴィントンのドラムは、ジェファーソン・エアプレインのアルバム『ヴォランティアーズ』や、彼が共作したジェファーソン・スターシップの「ウィズ・ユア・ラブ」などで聞くことができる。
ジョーイ・コヴィントンは、堅実で親切で、思いやりがある陽気な人物だったそうだ。
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