2013/06/07
ダフト・パンクの『ランダム・アクセス・メモリーズ』がセールス50万枚を突破し、2週目のNo.1をキープした、6月15日付アルバムチャート。
先週30万枚以上の初動枚数を獲得し、自身初のNo.1アルバムとなった、『ランダム・アクセス・メモリーズ』。その人気は初週に集中したわけではなく、2週目も引き続き10万枚以上のセールスを保守し、首位を記録した。現時点で80万枚をセールスしたセカンドアルバム、『ディスカバリー』のセールスをトータルで上回ることが予想されていて、自身最大のヒット作になることが予想される。このアルバムはダンス・アルバム・チャートでもNo.1デビューとなり、先行シングル「ゲット・ラッキー」は今週、遂に3位まで上昇、自身初のTOP3入りとなった。
2位はシアトル出身のロックバンド、アリス・イン・チェインズの『ザ・デヴィル・プット・ダイナソーズ・ヒア』。1990年のデビュー作『フェイスリフト』から23年で5作目のスタジオアルバムと、リリースされるペースは非常にロウ・ペースだが、1992年にリリースされたセカンド『ダート』(6位)から、1995年のサード『アリス・イン・チェインズ』でナンバーワンを獲得し、14年ぶりとなる前作『ブラック・ギヴズ・ウェイ・トゥ・ブルー』では5位で復帰、そして4年振りとなる本作では2位と、その人気はブランクをまったく感じさせない。カナダでも2位にデビューし、本作を引っ提げたライブやフェス出演も、9月まで続々決定している。
3位も初登場、ジョン・フォガティの『ソング・フォー・エヴリワン』が5万枚を突破してデビュー。元クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルのリーダーで、CCR時代の「フォーチュネイト・サン」、「プラウド・メアリー」等が収められている。ソロ作品としては8枚目のスタジオアルバムで、1985年のアルバム『センターフィールド』でナンバーワンを獲得して以来、18年振り2度目のTOP10入りとなった。CCR時代のスタジオアルバムでは、7作中5作がTOP10入り、うち2作がNo.1を記録している。
4位にはイギリス版「Xファクター」の優勝者であるUK女性ユニット、リトル・ミックスの『DNA』が初登場した。UK出身の女性ユニットとしては、1997年に大ヒットしたスパイス・ガールズの『スパイス』(1997年間首位)の6位デビュー以来、最も高順位でデビューしたアルバムとなった。本作は昨年の11月にUKリリースされていて、UKでは3位、他計4ヶ国でトップ10入りを果たしている。
5位には先週の16位から大きくセールスを伸ばしたブレイク・シェルトンの『ベースド・オン・ア・トゥルー・ストーリー』が再浮上。4月13日付で20万枚を獲得し、3位にデビューしてからトップ10内を長期停滞、一旦圏外になるも、再び5位まで上昇した。先日オクラホマの竜巻で被害にあった被災者の為にチャリティー番組を製作し、自身で番組内にパフォーマンスを行ったことが大きくセールスに繋がったようで、今後も好調なセールスは続きそうだ。
TOP10以下では、16位にR&Bシンガーのザ・ドリーム『IV プレイ』が初登場。4作目のスタジオアルバムで、セカンド、サードに続きトップ10入りを果たすことは出来なかったが、ファボラスと組んだ先行シングル「スロウ・イット・ダウン」をはじめ、トラックの素晴らしさが話題となっていて、ビヨンセ、ジェイ・Z、ケリー・ローランド、ビッグ・ショーン等のビックスターがゲスト参加している。
22位には、スーパー・デラックス・エディションとしてリリ-スされた、ポール・マッカートニー&ウイングスの『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』がリ・エントリーを果たした。1976年のNo.1アルバムであり、アビイ・ロード・スタジオにて制作された最新リマスターに加え、冊子やDVD等、ファンには嬉しい特典がついた完全生産限定盤。日本でも5月29日にリリースされている。
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