現地時間2023年8月18日、リル・ナズ・Xが新作ドキュメンタリー『Lil Nas X: Long Live Montero』の公式ワールド・プレミアを発表した。【ロング・リブ・モンテロ・ツアー】での彼の生活を記録したこのプロジェクトは、9月7日に開幕する【トロント国際映画祭】（TIFF）で初公開される。

　カルロス・ロペス・エストラーダとザック・マヌエルが監督し、ラディカルメディアがプロデュースするこの映画は、リル・ナズ・Xの同名のグローバル・ツアーの制作、プロデュース、実行を扱うだけではない。プレス・リリースによると、彼の数多くの功績を振り返り、「ツアー中のアーティストが、アイデンティティ、家族、期待、受容をナビゲートしながら、黒人のクィア・パフォーマーのレガシーにおける自身の位置づけについてじっくり考える」ことを扱うという。

　TIFFのキャメロン・ベイリーCEOは、この作品を“自己表現の並外れた力への輝かしい叙情歌”と称し、同時に観客にこの作品を観てもらうことへの興奮を表した。「この画期的なドキュメンタリーで、私たちはリル・ナズ・Xが境界線に挑戦し、芸術的景観を再構築する姿を目撃する。この映画の魅惑的な旅は、音楽という普遍的な言語を通して、大胆不敵に観客をひとつにするリル・ナズ・Xの深い影響を強調している。今年のTIFFでリル・ナズ・Xを歓待できることを大変嬉しく思う」と彼はコメントしている。