2010/10/01
THE PRETENDERSのフロント・ウーマンCHRISSIE HYNDEにとって、今は古巣のことは念頭にはなく、新プロジェクト“JP, CHRISSIE, & THE FAIRGROUND BOYS”の活動に全神経が集中しているようだ。
Billboard.comが行ったインタビューの中で、HYNDEは2008年11月にロンドンのパーティーで出会ったウェールズ出身のシンガー・ソングライターJP JONESとのパートナーシップに全力投球していると語り、全11曲からなるアルバム『FIDELITY』の制作を進めたという。そして「今はこのプロジェクト以外のことに、まったく興味がないの。すでにアルバムをもう1枚作れるくらい楽曲は仕上がっているしね。この先どうなるかは誰にもわからないけど、今の私の最大の野望はJPとBOYSたちを再びスタジオに引っ張って行って、レコーディングをすることなのよ。JPは多産なソングライターで、どの曲も最高に素晴らしい作品ばかりなの」と語っている。
しかしJP, CHRISSIE, & THE FAIRGROUND BOYSとしてのツアーが確定している今、再レコーディングが実現するのは少し先になりそうだ。今月末のハロウィーンにニューオリンズで開催されるVOODOO FESTIVALを含め、まもなく北米ツアーがスタートし、年明けにはヨーロッパ・ツアーも計画されているからだ。そしてHYNDEいわく、「BOYSたちとは、是非ともツアーをやり続けたいわ。だって彼らは、北米をツアーするバンドの中で最高の連中だと思うからよ。観ていてすごく驚かされるし、一緒にプレーするのがすごく楽しいの」とコメントしている。
HYNDEとJONESは初めて出会った直後から音楽面で意気投合し、JONESはTHE PRETENTDERSとしてツアーに出ているHYNDEの元へ曲を送るようになったという。「彼が最初どんな見た目だったのか、まったく思い出すことができないんだけど、彼が書く曲には何か特別なものがあるってすぐにわかったわ」と語るHYNDE。やがて2人は、連れ立ってキューバのハバナへとバカンス旅行へ出掛けるなど、32歳(JONES)と59歳(HYNDE)という年齢に似つかわしくない関係を築き、それが今回のアルバム『FIDELITY』のコンセプトになったのだそうだ。
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