2023/07/22
ビルボードジャパンが注目の女性アーティストのトピックをお届けする【WIM Weekly Select】。今週はNiziU、Mori Calliope、Reolの3組を紹介する。
■NiziU『COCONUT』
NiziUの約1年8か月ぶりとなるアルバムは、ずばり“夏”をテーマにしたビビッドで爽やかな作品。すでにシングルとしてもリリースされていた「CLAP CLAP」「ASOBO」「Paradise」も、アルバムを通して聴くとサマーチューンに聴こえてくるから不思議だ。なかでも、自身初のラブソングであり、現在放送中のドラマ『こっち向いてよ向井くん』の主題歌でもある「LOOK AT ME」は、聴くだけで駆け出したくなるような夏の恋模様が瞼の裏に浮かんでくるナンバー。夏の旅のBGMにもぴったり合いそうなアルバムだ。
■Mori Calliope「未来島 ~Future Island~」
ずっと真夜中でいいのに。とのコラボ曲「綺羅キラー」でも話題を呼んだ、ホロライブEN所属のVTuber/ラッパーであるMori Calliope。彼女の最新曲は、7月4日に発売されたコミック『ONE PIECE』106巻公式テーマソングとして、ケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)とのコラボで作り上げられた一曲。『ONE PIECE』106巻のストーリーをしっかりさらいながら、一聴するだけで”ケンモチ節”を感じる仕上がりが面白い。Mori Calliopeの持ち味である高速英詞ラップもしっかり見せつつ、新鮮な歌唱も楽しめる。
■Reol「切っ先」
現在放送中のTVアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』エンディング・テーマでもあるReolの最新曲。『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』は1996年にもアニメ化されており、JUDY AND MARY「そばかす」、SIAM SHADE「1/3の純情な感情」と歴代主題歌も名曲揃いだったが、今回のリメイクではより作品のムードを踏まえつつ、現代的なサウンドを感じる楽曲が主題歌として揃う。「切っ先」は、剣心らの決意をそのまま表現したような、Reolの芯のあるまっすぐな歌唱が魅力。また、剣心へのリスペクトを感じるジャケットビジュアルも美しい。
<ビルボード・ジャパン・ウィメン・イン・ミュージックとは>
米ビルボードが2007年から主催する、音楽業界に多大に貢献し、その活動を通じて女性たちをエンパワーメントしたアーティストを表彰する【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】の日本版。Billboard JAPANでは、2022年より独自の観点から“音楽業界における女性”をフィーチャーした企画を発足し、ライブイベントやインタビュー連載、トークセッションを展開している。
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